使用ルール:マルチジャンル・ホラーRPGインセイン
著者:河嶋陶一郎/冒険企画局 発行所:株式会社 新紀元社



□show in the daydream オープニング□


○○○参加者○○○
GM … 瀬川吹雪
PC1 … Q子
PC2 … ★黒猫★
PC3 … SS
PC4 … いづみ


○○○キャラクター紹介○○○

※ゲームマスター注
ちょこちょこと注釈を入れています。この色になっている部分をクリックすると、注釈部分に飛びますので、よろしければどうぞ。あ、ネタバレ上等!な仕様です。

ゲームマスター(以下、GM) : 本日は、インセインでーす。
一同 : わー!(パチパチ)
GM : 色々とイレギュラーなので、【秘密】は後で渡しますね。
一同 : はーい。
GM : ざっくりとキャラ概要を説明するので、誰をプレイするか選んでください。PC1は劇団の看板女優もしくは俳優。PC2はそのライバル的存在です。PC1と同性がやりやすいかと思います。て言うか、同性でお願いしたい所存です。PC3劇場の管理人、劇場を大事にしてくださいね。PC4は劇団の新人でPC1に恋い焦がれています。憧れでも可。後半二人は性別関係なし。

 しばし、キャラ選択の相談をするPCたち。GMは暇なのでぼんやり見ている……余裕があるはずもなく、この期に及んで準備に追われているのでした(笑)。

GM : キャラ作成終わりましたね。まずは紹介から!PC1、お願いします。
PC1(以下、アヤメ) : 千曲ちくま アヤメ。22歳女性。職業は芸能人。メインは舞台女優ですが、最近、ちょいちょいドラマとかテレビにも出てる感じ……のイメージです。あとは……何を説明したら良いでしょうか?
PC3 : アビリティとか特技とか。
GM : 性格とか?
アヤメ : 性格は普通に良い子にしようかな。
GM : 普通に(笑)?
アヤメ : 明るくて、役者をするのが好きって感じの。……出来るかな(笑)?と、好奇心は《情動》、恐怖心は《終末》です。いつまでも演じていたいので、終わりを迎えるのが怖いと思っています。あと、怪談系については、普通に怖がります。普通に。
GM : あくまで普通なんですね。

<キャラ詳細>
PC1 千曲 アヤメ/女性/22歳/芸能人
  アビリティ:【基本攻撃】 【戦場移動】 【資産】 【地位】
  好奇心:情動/特技:《殴打》 《悦び》 《怒り》 《芸術》 《整理》 《教養》/恐怖心《終末》


GM : 次は、PC2、どうぞ!
PC2(以下、夢乃) : 名前は星ノ宮 夢乃です。年齢17歳の職業役者。ただいま売り出し中です。
PC4 : 売り出し中なんだー、がんばれー。
夢乃 : 好奇心は《知識》、恐怖心は《愛》です。愛など信じていない!
GM : 「愛、何それ美味しいの?!」状態?
アヤメ : ツンツンだー。
夢乃 : 性格は気が強い感じです。ガンガン行くタイプです。多分。頑張れたら。

 <キャラ詳細>
PC2 星ノ宮 夢乃/女性/17歳/役者
  アビリティ:【基本攻撃】 【戦場移動】 【器用】 【地位】
  好奇心:知識/特技:《殴打》 《悦び》 《芸術》 《メディア》 《数学》 《教養》 《夢》/恐怖心《愛》


GM : 続きまして、PC3!
PC3(以下、降志人) : PC3です。降志人ふるしど=ボードィン。
一同 : は?
PC3 : (笑)降水量の降にこころざしひとです。年齢44歳。とりあえず、元ホストで。
GM : ホスト?!
アヤメ : なるほど、職業が「夜の蝶」。
GM : そんなのありました?!
降志人 : ありました。祖父から、この劇場……名前は?
GM : あります。『秋桜こすもす座』です。ちなみに、劇団は『夢見鶏』です。
降志人 : 了解です。と、言う訳で、劇場『秋桜座』を継ぎました。ちょうど良いので、この劇場で自分の好きなことを追及してみようと思っています。
GM : 好きなこととは?
降志人 : 特技リストの中では、《官能》とか《魔術》とか《時間》とかですかね。その辺りで。好奇心は《怪異》で、恐怖心は《脅す》です。きっとホスト時代に酷い目にあったんですよ。ヤクザ的な。何せ、口も軽いので。
GM : 一体それらのどの辺を劇場運営に生かすつもりなのか。って、口軽いとかダメじゃん。
降志人 : 今ではすっかり心を入れ替えて(?)、この劇場を何とか守りたいなーと思っています。

 <キャラ詳細>
PC3 降志人=ボードウィン/男性/41歳/夜の蝶
  アビリティ:【基本攻撃】 【戦場移動】 【目星】 【嘆願】
  好奇心:怪異/特技:《笑い》 《官能》 《物陰》 《機械》 《時間》 《魔術》/恐怖心《脅す》


GM : 最後はPC4です。
PC4(以下、涼) : はいな。名前は留家るいえ りょう。職業は舞台スタッフとしました。割と最近劇団に入ったばかりの、24歳新人です。役者としての才能はイマイチっぽい。でも、雑用なんかを一生懸命こなしているんで、憎めないヤツって扱いをされていると思います。
GM : なるほど。
涼 : あと、アヤメさんにはかなり露骨にアプローチをかけていますが、その度にフられています。
アヤメ : 今は恋人は必要ないので。
GM : お仕事一辺倒ですか。
アヤメ : 演技、楽しいので。
涼 : そんな横顔が素敵だなーとまた惚れ直します。……できれば良いな、そんなロールプレイ。
GM : がんばれー。
涼 : アビリティはすべて《愛》で判定します。恐怖心は《哀しみ》で、泣かれると弱い。

 <キャラ詳細>
PC4 留家 涼/男性/24歳/舞台スタッフ
  アビリティ:【基本攻撃】 【戦場移動】 【誘惑】 【かばう】
  好奇心:情動/特技:《脅す》 《悦び》 《愛》 《情景》 《整理》 《民俗学》/恐怖心《哀しみ》


GM : (名前メモメモ)了解です。では、ゲーム開始前に、今回予告を入れますね。って言うか、いつもながら、これ恥ずかしいですね(笑)。


 ―――――――――――――――――――――


 幕が上がる。
 中央スポットライト点燈。
 道化師登場。恭しく一礼。
「お集まりの皆様方、ようこそお越しくださいました。
 今宵お届けいたしますは、涙で彩られた悲劇か、あるいは笑いと喜びで溢れた喜劇か。はたまた怪奇と謎に満ちた伝奇物語でしょうか。
 どうかご自身の目でお確かめくださいませ。
 何せ、ここにあるのは、全て泡沫の夢なのですから――」
 スポットライト消灯。
 インセイン シナリオ 『show in the daydream』
 ――開幕ベルが、鳴り響く。



   ―――――――――――――――――――――

涼 : 凄そうだけど、何にも分からなかった!
GM : ですよねー!自分で作っといて何ですけど、私にも分かりません。
アヤメ : えー!
GM : こほん。では、各自【秘密】を確認してください。

 【秘密】を確認する一同。驚愕の新事実(?)に、乾いた笑いを上げる者や、考え込む者など、その反応は様々。さてさて、どうなることでしょうか。


○○○オープニングフェイズ シーン1/共同○○○
GM : では、オープニングフェイズを始めます。
一同 : はーい。
GM : ここは、明治時代の古き良き西洋趣味を思わせる『秋桜座』――古典的と言えば聞こえが良いがただ古いだけがとりえの劇場で、近く取り壊されるかもしれないと噂されているこの劇場は、劇団『夢見鶏』が拠点として使用しています。イメージ的にはロンドンのオペラ座やウィーンのオペラ座をものすっごいちっちゃくして、さらに明治から大正にかけての西洋趣味と和風を入り交ぜた感じの、不思議な雰囲気を想像して頂ければ。
降志人 : かなり古いんですね。
GM : はい。ただし、一通りの改修は行っていますので、照明・音響等は不足なく揃っています。現代劇の使用にも耐える仕様です。……が、如何せん、建物自体が古く……耐震とかその辺りに不安が(ゴニョゴニョ)……。
涼 : ヤバいの?!
GM : (重々しく頷く)なので、近々取り壊されるかも、なのです。……地震、来ないと良いね(ニッコリ)?
アヤメ : 怖いー!
GM : 経営状態によっては地震が来なくても潰れるかもしれませんが。
降志人 : それは怖い!皆様、頑張りましょう。
GM : 劇団『夢見鶏』は、そんな『秋桜座』を安く使わせてもらっている中小劇団です。団員は総勢20人ほどいると仮定しています。今回PCで出てくる女優さん二人、新人、それからNPCとして出てくる座長とスタッフ数人以外はモブとして適宜だしてもらって大丈夫です。お好きにどうぞ。
涼 : 了解です。
GM : 新作『なぎさのうさぎ』の初演を4日後に控え、準備のツメに入っています。なお、『なぎさのうさぎ』の詳細は不明です(笑)。
涼 : タイトルが思いつかず、GMと適当にネットのランダム診断しました(笑)。
GM : はい、涼さんと昨夜考えました。いや、むしろ何も考えていない。
アヤメ : もしかして、私、ウサギ役?
GM : 寂しいと死んじゃう?それはファンシー過ぎる(笑)。
降志人 : ヒーロー役に「君はウサギのようだね」とか口説かれるとか。
GM : あっはっはっは。
アヤメ : !!
夢乃 : なるほど!
涼 : え、僕?僕はヒーローやりたかったけど、まだそういう役もらえるほどじゃ……。
降志人 : ヒーローを叩きのめして、役を奪い取るんだ!
GM : やめて。ストーリーが変わっちゃう。そう言うバイオレンス系恋愛ものじゃないんです(笑)。えー、ヒーロー君は設定されていないので、モブとして適当に出してもらってもOKです。で、この劇場ですが、宿泊施設が付設されていまして、劇団員たちは、今日から劇場に泊り込むこととなっています。宿泊施設は後から建てたものなので、きれいで使い勝手も良いですよ。現在は、1日目の朝です。
アヤメ : 了解です。
GM : ここからオープニングシーンになります。今回は特に指定はないので、バラバラにやっても、まとめてやっても良いのですが……。希望はないですか?
夢乃 : 特にありません。
GM : では、合同でのシーンにしますね。今日から泊まり込み、朝の集合時間がもうすぐです。
涼 : 雑用係は早めに来なくちゃ。「おはようございまーす。」
GM : 座長の黒沼 大和が出迎えます。ちょっと太り気味の中年男性、団員が個性的すぎてちょっぴり胃痛を抱える苦労人です。座長なのに朝イチに来ちゃう辺りに苦労人っぷりを感じてください。

NPC1 黒沼 大和
 劇団『風見鶏』の座長。個性豊かなメンバーを心強く思う一方、己の胃に容赦なく攻撃を仕掛けてこられて日々切ない思いをしている。
 【使命】公演を成功させる。

GM  : (大和に扮して)「今日からよろしく頼むよ」
涼 : 「はい!ところで、アヤメさん……もとい、皆さんは?」
GM : 正直者ですね!大和も苦笑しながら「もうすぐ着くんじゃないかな?」と答えます。
アヤメ : 今日から宿泊ですよね?荷物持ってやって来ます。「すいません、ドラマの撮影が押してちょっと遅れちゃいました」
涼 : 「アヤメさん!荷物持ちますよ」
アヤメ ; 「結構です」
夢乃 : 「遅れて来るるってどういうことよ!」
アヤメ : 「夢乃ちゃん、おはよう」
夢乃 : 「………おはようございます(小声&そっぽ向き)」
涼 : 「アヤメさん!おはよう、おはようございます!!」
アヤメ : (スルー)

 夢乃……あんたさっきまでいなかったやんとツッコミたくも、とりあえず沈黙するGM。それにしてもいきなりトップギア。そしていきなりカオスである。

アヤメ : 「もうすぐ本番だね。よろしくね」
夢乃 : 「本番だね、じゃないんですよ。主役がそんなやる気のなさじゃやってられません」
アヤメ : 「ご、ごめんね」
GM : 大和がまぁまぁと夢乃をなだめます。「星ノ宮君も、まずは荷物を置いてきてくれ。もうすぐ稽古が始まる時間だ」
夢乃 : 「座長がそんなんだから(ギリギリ)」
GM : あぁ、大和の胃にまたダメージが。やめて、座長に優しくしてあげて!
一同 : (笑)
GM : と、朝から大騒ぎしているところに、劇場管理者のPC3と劇場のオーナーさんがやってきます。PC3、登場してください。
降志人 : あ、はい。
GM : オーナーは綾峰 芳三と言う、老人です。後期高齢者入ったくらいの年齢に見えます。白みがかった髪をオールバックにしている、紳士っぽいおじさまで、いつも柔和な笑顔を浮かべています。資産家で、劇場の経営はほぼ趣味だと噂されています。

NPC2 綾峰 芳三
 劇場『秋桜座』のオーナー。ニコニコと人当たりの良い老人。『風見鶏』に安く貸し出してくれている人なので、大和は頭が上がらない。
 【使命】観客を喜ばせる公演を行う。

降志人 : と言うことは、管理人も頭が上がらない!「こ、これはオーナー。どうも、こんにちわ!」
GM : 揉み手でもしてそうな勢いですね。芳三はニコニコしながら「皆様、今回の舞台も楽しみにしていますよ。どうぞよろしくお願いしますね」と言います。のほーんとしています。
夢乃 : 「よろしくお願いします」
アヤメ : 「お願いしまーす」
降志人 : 「いえいえ、今回の舞台もオーナーの尽力で持っているようなものですよ」
アヤメ : え、そんなキャラ?!
降志人 : そんなキャラです。世の中の金持ちは怖いんです。いつ脅してくるかわからないし。
GM : ホスト時代に何があったんだ……。
涼 : 怖い、夜の世界怖い…………。
GM : えーと、こんな感じで顔合わせも済ませつつ、各自荷物の片づけ等も済ませつつ、舞台上に再集合です。
GM : (大和に扮して)「おはようございます。初公演まであと4日。日数は少ないですが、皆さん、全力で良い舞台を作り上げましょう。通し稽古は明日から。今日中に各パートの作業を進めてください」
一同 : 「はい!」
GM : ここからは各パートごとに集まって作業をしていきます。大道具は倉庫で作業、照明は舞台上で、役者は空き部屋で稽古……とかですね。連絡事項が終わると、解散になります。
アヤメ : では、移動しましょう。
GM : と、アヤメはそこである男性とぶつかってしましました。
アヤメ : 「きゃ、ごめんなさい!」
GM : お互いの前方不注意でぶつかった感じですが、彼は君を見るとあからさまに顔を背けてふいっと出て行ってしまします。
アヤメ : 慌てて謝ります。「ごめんなさい!」
GM : 完全無視です。
涼 : 「おい、ちょっと」
GM : それも無視し、彼は出て行ってしましました。彼は大木 辰巳と言って、大道具担当者です。大柄で寡黙な男性です。

NPC3 大木 辰巳
 『秋桜座』の大道具担当者。物静かだが頼れる男としてこっそり人気があるのだが……。
 【使命】 PC1(千曲 アヤメ)に近づかないようにする。

GM : ついでに、場所のハンドアウトも公開しますね。

場所1 『秋桜座』
 西洋趣味が流行った明治時代に建てられたと言う、レンガ造り小さな劇場。何度か改修を行い現代でも使用に耐える造りにはなっているが、薄暗く、古臭い印象は拭えない。

アヤメ : そう言えば、まだ怪異的なことって起きていない?
GM : えっ?!……何にも起こらないんじゃないかな?
夢乃 : 何を言っているんですか(ズバ)。
GM : 何ニモ起コラナインジャナイカナ(謎の訛り)?

一同 : (笑)

GM : とりあえず、共同オープニングの顔合わせはここまでです。やりたいことがあります?
夢乃 : 戦闘ってどうやってするんでしょうか?
GM : なぜいきなりケンカを売る方向性。えっと、ミドルシーンの、自分のシーンにやれます。【居場所】を手に入れている相手に戦いを挑めますよ。
降志人 : 劇場相手でも?
GM : 劇場壊さないでください。破壊活動、ダメ、絶対!


○○○オープニングフェイズ シーン2/千曲 アヤメ○○○
GM : オープニングシーン2つ目を行います。登場PCはアヤメ。
アヤメ : はい。
GM : 練習ではないので、簡易的な衣装を身に着けて練習に向かおうとしていると、どこからともなく聞いたことのある声が響いてきます。「千曲君、千曲君……いよいよだね」
アヤメ : え?
GM : 君には分かりますが、君はこの劇場にいると不思議な声にアドバイスをもらうことがあります。
夢乃 : ファントム来たー!
GM : (笑)彼は、君に細かな演技指導など気づいた点をいくつも教えてくれています。君はその声にアドバイスをもらうようになってからメキメキと頭角を現してきました。
アヤメ : ちょっと怖いけど……でも、悪いことはされていないし、素直に聞いています。
GM : えぇ、悪いことはしていませんよ……まだ。
一同 : まだ?!
GM : 今回も楽しみにしている、だとか、君は素晴らしい女優だから自信を持って、と言うようなことを告げてきます。
アヤメ : 「ありがとうございます」
GM : その声はくぐもっており、はっきりとは聞き取れないこともあります。また、姿を見たことはありません。恐怖心を感じるのも確かですが、それ以上に君にとっては有難いものとも言える状態です。
涼 : あの作品のようなことが起きなければ……。

 女優で古い劇場で謎の声、完璧に『オペラ座の怪人』のオマージュと気づくPC。GMとしても全く隠す意図はないので、むしろ気づけてもらえて良かったです。

GM : (名もなきNPCに扮して)「アヤメさん、始まりますよー」
アヤメ : 「はーい」
GM : 人の気配を察して、彼はどこかに行ってしまったようです。もう、声は聞こえません。
GM : (名もなきNPCに扮して)「さっき、誰かと話してました?」
アヤメ : 「いえ、セリフの練習をしてただけ……じゃ、行こっか」

GM : オープニングシーンはここまで。それぞれの【使命】を公表します。

PC1 千曲 アヤメの【使命】 : 公演を成功させる。

PC2 星ノ宮 夢乃の【使命】 : PC1から主役の座を奪い取る。

PC3 留家 涼の【使命】 : 公演を成功させる。

PC4 降志人=ボードウィンの【使命】 : 劇場を少しでも長く使うこと。。

GM : では、休憩挟んで、ミドルフェイズに入りますー。


→ミドル