初めての方も、そうでない方も、ようこそおいでくださいました。
 このページの製作者で今回のGMでもある、瀬川吹雪と申します。

 今回、「TRPGって何?」な友人あてに、このページを作成しました。簡単なルール説明と、初っ端から今回のセッションに関する容赦ないネタバレが入っています。
 「特に興味ないよー」って方はいつもの通り、オープニングフェイズからご覧ください。
 ちなみに、今回のリプレイはそこかしこに解説的なものが入り込んでいます。いつも以上に。


→オープニング



 「このまま読み続けます」という方は下の矢印からどうぞ。

→ゲームマスターの解説もどき





























 ここから、ゲームマスターの独り言です。


 まずは、TRPGの説明、これはTabel Talk Role Playing Gameの略で、その意味は……と思ったのですが、難しいので、ウィキペディアに丸投げます(笑)。


 テーブルトークRPG、あるいはテーブルトーク・ロールプレイングゲームは、ゲーム機などのコンピュータを使わずに、紙や鉛筆、サイコロなどの道具を用いて、人間同士の会話とルールブックに記載されたルールに従って遊ぶ“対話型”のロールプレイングゲーム(RPG)を指す言葉である。TRPGと略記されることがある。TTRPG、tRPGなどの略記もある。また、会話型RPGとも呼ばれる。(ウィキペデアから引用)


 ざっくり言ってしまえば、PC(Player Character:プレイヤーキャラクター/ゲームの参加者)が一人につきひとつのキャラクターを動かして目標達成を目指すゲームです。『成功するか失敗するか分からない』行為については、サイコロを振って判定します。サイコロの出目とPCたちの話術(?)でストーリーが進んでいきます。
 PC以外のキャラクター・ゲーム進行etcを管理する人をGM(Game Master:ゲームマスター/ゲームのルールを管理する人)と言います。GMはゲームによって、「キーパー」とか「ダンジョンマスター」とか、色々な呼ばれ方をしますが、だいたい同じ役割を負います。

 今回使用したルールは『インセイン』です。ホラーテイストの作品をコンセプトにデザインされたものであり、つまり、今回はホラーです。誰が何と言おうと、結果的に全く恐怖感がなかろうと心意気だけはホラーなのです。
 このゲーム…と言うより、このゲームをデザインした冒険企画局のいくつかのゲームに共通している特徴ですが、PCにはそれぞれ他のPCに見せることができない【秘密】が渡されます。通常、PCは共通した目的を持つことが多いため、最初から協力体制をとります。よくあるのが、『ダンジョンからの脱出』『財宝を手に入れる』『重要人物を守る』なんかでしょうか。
 各人に【秘密】のある『インセイン』では、全員の目的が一致しているとは限らず、逆に他PCが障害になる場合さえあります。結果、序盤が【秘密】の探り合いをし、利害が一致しそう、あるいは一致せずとも一部分は協力できそうな人物を探すことが多いです。あとは、PCの好み次第で自分に与えられた目的を多少曲げてでも協力をしたり、場合によっては完全に悪役になったりします。


 さて、ここからは本日のゲームについて話します。いよいよネタバレ必至ですので、気になる人はお気をつけて。












 今回のコンセプトは《ループした世界》と《オペラ座の怪人》です。GMが直前に《オペラ座の怪人》のDVDを見たからです(笑)が、そもそもかなり好きな題材だったりします。とは言え、時代背景を語るのは面倒なので、舞台は現代日本。GMの無茶ぶりによる、心理的な密室状態ですので、外部に助けを求めることはできない、と言う設定で始まります。
 まずは、各PCの【秘密】とGMが推定した各PCの動き方です。実際のプレイ時には全然違う動き方をしてますので、見比べてみると面白いかも?


<PC1> 女優
使命/
 公演を成功させる。

秘密/
 君はPC2に殺される夢を見た。あまりにリアルなその夢は、何かの――例えば、PC2からの殺意の――暗示なのかもしれない。そう言えば、君を見るPC2の視線は何かがおかしい。君の本当の使命は「生き残ること」だ。

GMの予定/
 《オペラ座の怪人》における、ヒロイン、クリスティーナの役回りをコンセプトにしました。いろんな人から好意の矢印もらっていますが、開始時には知るべくもなく、ぼんやりとした不安……から始まるPC1。もちろんPC2を探りにいくのが最優先。PC2と敵対するのか、そうならないかはPC2の動き方次第ですかね。


<PC2> PC1とはライバル関係にある女優
使命/
 PC1から主役の座を奪い取る。

秘密/
 君はPC1を好ましく思っている。彼女の輝きは本物だ。いくら見ていても飽きることはない。これは、そう――恋のようだ。君の本当の使命は、「クライマックスフェイズまでにPC1から【愛情】を得られなければPC1を殺すこと」である。

GMの予定/
 実はPC1に恋い焦がれているPC2。目指せヤンデレ。そして【愛情】を得ると言うのは、ゲーム的にはかなり運任せなor力技なところがあるため、難易度は結構高め。
 第一歩は普通に仲良くなる(確率1/6の運任せ)、ダメなら殴って愛情を向けさせる(力技)が順当な流れかな。(戦闘に勝利すると、戦果として敗者の感情を好きなものにすることができます。)


<PC3> 劇場の管理者
使命/
 劇場を少しでも長く使うこと。

秘密/ショック:全員(この【秘密】を見たPCは正気度が1点減ります。)
 君は大木 辰巳を殺した犯人だ。なぜ殺したか?彼が劇場に対して悪意を向けたからだ。君はこの劇場にすべての愛情を注いでおり、それを損なおうとする者を決して許さない。だがおかしなことに、君は彼を包丁で刺したはずだ。ならば死因は刺殺でなければおかしい。さらに、その場所がどこだったかが思い出せない。一体、なぜ?

GMの予定/
 ヤンデレ2。しかも対象はまさかの劇場。
 実際に起きた事件と自分の記憶に祖語がある点に気づくと、真の目的に早めに近づけるかも。まずは全体的な調査…それも、被害者の辰巳や劇場から進めるのが良いかも。


<PC4> 新人俳優(劇場の幽霊)
使命/
 PC1の【愛情】を得ること。

秘密/ショック:全員(この【秘密】を見たPCは正気度が1点減ります。)
 君は劇場に潜む『幽霊』だ。長年の経験を活かし、君はこっそりとPC1に的確な指示を与えることで彼女を一流の女優に仕立てた。偏に彼女への愛故に。そして君と言う存在を怪しみだしている大木 辰巳を殺した犯人だ。君は『秋桜座』の【秘密】(何か意図があったのか、あるいは緊急用なのか……。その用途は不明だが、この劇場には幾つもの隠し扉と抜け道がある。この【秘密】を知っている者は鍵のついた部屋にも自由に出入りすることができる)を知っており、PC1と会う際は彼女自身にさえ姿を見られないようにしている。

秘密2(2サイクル目になるまで本人も見ることはできない)/ショック:全員(最初の秘密と重複はしない)
 君は大木 辰巳に引き続き渡部 灯も殺した。辰巳の死にショックを受けた灯は倉庫を捜索し、隠し扉を発見してしまったのだ。このままではいずれ君の事を突き止めてしまうかもしれない。焦った君は、電源コードで彼女の首を絞め、舞台上からつるすことにした。

GMの予定/
 ヤンデレ3。彼(彼女)のモチーフは《オペラ座の怪人》まんまです(またか)。悪プレイをするのか、純愛系イっちゃったキャラにするのか、PCの腕の見せ所とも言えます(え)。
 PC3とPC4はそれぞれ辰巳を殺したと思っています。状況からするとPC4が殺したように思えます。PC3とPC4がそれぞれの【秘密】を知ったとき、どういう対応になるかでストーリーの流れが決まる、はず……!!



 先に述べた通り、これは《ループした世界》の中の出来事です。今回の世界では、大木を殺したのはPC4でしたが、以前別の世界ではPC3が殺しており、PC3には断片的にその記憶が残っています。PC以外のキャラクター(NPCと言います。ノンプレイヤーキャラクターの略で、GMが動かします。)や様々な無機物に設定された【秘密】にも《今回の世界》と《以前の世界》の設定がぐちゃぐちゃと入り乱れています。
 そのため、このゲームは各人の【秘密】すら実はあてにならない仕様になっています。それぞれが矛盾している造りになっていますし、ものによっては【秘密】に書かれている状態の現実に起こった状態に祖語があるものすらあります。それらの矛盾点に気づき、「《ループした世界》から脱出すること」が真の目的となります。
 ……とは言え、この最終目的はどこにも明記されていません。PCが気づかず、予定の時間が過ぎてしまうと、『PC全滅→最初に戻る』なザ・バッドエンドになる予定です。……えぇ、ちょっとハードル高いかな〜と思わないでもないですが、歴戦のPCたちならやってくれるって私信じてる!のノリで作成しました。


 前置きはこの辺で。
 それでは、本編に参りましょう。
→オープニング






























  


 【使命】と【秘密】はキャラを作成する段階で渡すこともあります。と言うか、今まではその方が多かったです。でも、今回は、開始早々に殺されるNPCのことが、PC3とPC4の【秘密】に書いてあります。ストーリー上の驚きを損なわないよう、全員に【秘密】を渡すのを後回しにしました。






























  


 アビリティ=そのキャラの固有の技のようなもの。初期で【基本攻撃】(殴る)と【戦場移動】(戦闘中の場所移動を行うことができる)を持っていて、追加で各2つずつ選びます。攻撃的なものや防御的なものや、調査に便利なものや、その他色々。
 特技=72個あるリストの中から、5つ選びます。判定をする際には特技を基準点として行います。キャラのイメージ固めの一環として使うことも。






























  


 やっていく内に、自分で決めたキャラ設定がどっかへ行ってしまうこともあります。よくあります。特に素の自分と正反対の性格を設定すると起こりがち。
 気が付いたら途中で性格変わっているorそもそも設定しただけで全く表面に出てこなかった、なんてことも。ありがちありがち。






























  


 好奇心=得意分野。特技リスト上方にある、暴力・情動・知覚・技術・知識・怪異から選択。その付近は判定に成功しやすくなる。
 恐怖心=怖がっているもの。判定にマイナス修正がつくことがある。






























  


 オープニングフェイズ=つまり前ふり。状況の説明、NPCの紹介、世界観の解説等を行う。
 ミドルフェイズ=物語の主要部分。PCがそれぞれ問題解決に向けて動く。
 クライマックスフェイズ=そのまま、クライマックス。ラスボスとの戦闘、儀式等、これに成功しないとバットエンド一直線。
 エンディングフェイズ=エンドロール。それぞれのその後を描いたり。






























  


 オープニングとエンディングは各PCでバラバラに行う場合も多いです。オープニング時点ではまだ出会っていない場合も結構あります。逆に一緒くたに行動していると合同でやることも。時と場合と好みによって左右されます。私はめんどくさい(?!)ので合同もやぶさかではない!と思っています(笑)。






























  


 最終的にそのキャラクターが目指す目的。PCには必ず設定されているが、NPCにも設定されていることがある。各キャラクターは【使命】の達成を目的として行動を起こす。ただし、【秘密】には【真の使命】が記入されていることもあるため、【使命】だけを見て敵味方を判断するのはやや早計かも?






























  


 と言いつつ、お菓子と飲み物を用意したり。サイコロ・鉛筆と並んでジューズ類とおやつはTRPGの必須アイテムです(きっぱり)。






























  


 尋常ではない事態、超常的な出来事、あまりにショッキングな状況……そういったものに遭遇したとき、GMは特技リストの中から状況にそぐうと思われるものを選択し、恐怖判定を行わせます。対象になったPCは自分の持っている特技から判定をします。失敗すると【狂気】を1枚獲得します。
 【狂気】は持っているだけでは、影響がありませんが、それぞれに発現するトリガーがあります。発現してしまった【狂気】はトラウマとなり、PCの行動を阻害することがあります。場合によっては結構致命的。
 なお、シーンに登場していない=恐怖判定を行わなくて良い場合がほとんど。降志人は登場していなかったので、恐怖判定を免れました。シーンに登場していないとできないこともありますので、登場の可否は自分のやりたいことやキャラクターの性格と相談して決めてOKです。






























  


 【狂気】は、条件が満たされるまでは発現(効果を表すこと)しません。発動条件には色々とあります。「傷を負った時」「誰かに秘密を探られた時」「一人きりになった時」などなど。発動条件はそれぞれ、カードに書いてありますが、カードはランダムで配られ、本人以外の誰も内容を知りません。【狂気】カードを獲得したら中身をしっかりチェックしておかないと、気がづいたら発動条件を満たしていたのに発動させてなかったー(大汗)!てなことになります。結構なります。要注意。






























  


 感情を結ぶ=感情を結んだ相手に特別な戦闘時などに効果を発揮する他、その相手が得た情報をテレパシー的な何かで把握することができることがある。
 情報収集=誰か/何かの【秘密】を調べたり、【居所】を入手すること。






























  


 大木 辰巳の【秘密】
 君は、劇場に怪しげな「何か」がいるのを知っていた。
 PC1のそばにいると、時折謎の声がするのだ。PC1はその声に言われるまま動き、めきめきと頭角を現している。きっとあれは劇場に潜む幽霊だ。気味が悪いこと、この上ない。

 GMからヒトコト : 劇場の幽霊と辰巳がアヤメに冷たくあたっていたことは前のシーンでやったため、この【秘密】では新しいことは何も分からない、と言うことになります。つまり、どちらかと言うとハズレの【秘密】なのですが……降志人は何やら考え込んでいるよう?です。






























  


 自分以外の判定を振り直しさせることができます。失敗した人にワンチャンスあげたり、成功されてしまった時に失敗を祈って使ったり。今回は後者。






























  
 千曲 アヤメの【秘密】
 君はPC2に殺される夢を見た。
 あまりにリアルなその夢は、何かの――例えば、PC2からの殺意の――暗示なのかもしれない。そう言えば、君を見るPC2の視線は何かがおかしい。君の本当の使命は「生き残ること」だ。

 GMからヒトコト : 夢乃はアヤメが感づいている通り、彼女を見つめています。が、殺意の発露でないことは夢乃自信が一番分かっています。とは言え、夢乃の気持ちは最終的には殺意になりかねないもの&【使命】を達成するにはアヤメの協力が不可欠ですので、怪しく振舞うことでアヤメに夢乃の【秘密】を探ってもらおうとした……のかもしれません。






























  


 【居所】は情報の一つ。【秘密】と違って、自分の【居所】を他人に教えることができる。(調査判定で調べることもできる。)【居所】が分かっているキャラクターには戦闘を仕掛けることができるため、ヘタに自分の【居所】を渡すのはちょっと怖い。でも、信頼の証的な意味で渡すこともあり。






























  


 感情を結んだ相手が【秘密】を調査すると、その【秘密】を伝えてもらうことができます。これを感情共有と言います。感情共有をするかどうかは、【秘密】を受け取る方が決めることができます。情報は大切ですが、場合によっては【秘密】を得ることがマイナスになる場合もありますので。ちなみに、今回はもろマイナス面が出てます。感情共有の結果、全員揃って恐怖判定をする羽目に陥ってしましました。






























  


 涼の【秘密】は2サイクル目に入ると、追加されることになっていました。事前に涼役のPCには伝えてありましたが、涼が灯の死因についてこだわっているようなそぶりを見せたので、ちゃんと【秘密】の確認してる?と促しています。






























  


 涼の【秘密】には辰巳と灯を殺した犯人が自分であること、『秋桜座』の【秘密】を知っているため、鍵等を気にしなくても自在に部屋に出入りできること、が書いてあります。涼が自分が知っている【秘密】をさらに調べそうな気配を見せたため、「手番が足りなくなりそう!」と焦っているGMは呼び止めたのでした。






























  


 綾峰 芳三の【秘密】
 君はPC1を中心として団員内に不和が発生していることに気づいている。良い公演には団員の一致団結が不可欠だ。何とかして不和を解決しなくては。
 プライズ『劇場内のマスターキー』『大時計のゼンマイ巻き』を持っている。

 GMからヒトコト : 特になしー。でも、裏にまだ情報があることを知らせたのは、重点的に調べたほうが良いよーっと言う意思表示も込めてたりします。






























  


 【居所】を知っているキャラクターに対しては、戦闘を仕掛けることができます。仕掛けられたPCに拒否権はありません!GMが許可を出せばNPCを相手にすることも可。インセインは基本の最大生命力が6、基本の最大ダメージが6のため、クライマックス以外での戦闘はできるだけしたくないところではありますが。
 勝利すると、敗者の一人に対し「情報を獲得できる」「好きな【感情】を獲得する/獲得させる」「【狂気】を獲得させる」「プライズを奪い取る」等ができます。
 夢乃の【使命】は「アヤメから【愛情】を得る」ですから、この戦闘に勝って、アヤメに【愛情】を獲得させようと言うのが目的ですねー。






























  


 星ノ宮 夢乃の【秘密】
 君はPC1を好ましく思っている。彼女の輝きは本物だ。いくら見ていても飽きることはない。
 これは、そう――恋のようだ。君の本当の使命は、「クライマックスフェイズまでにPC1から【愛情】を得られなければPC1を殺すこと」である。

 GMからヒトコト : 夢乃がアヤメに戦闘を仕掛けたのは、戦闘に勝利すると「相手の所持している【プライズ】を入手う」「相手から好きな【感情】をもらうか、自分の相手に対する【感情】を好きなものに変更できる」等のご褒美があります。今回、夢乃は「アヤメから戦闘に勝利して【愛情】をもらおうとした」訳ですね。判定による感情獲得はランダム=狙った感情がもらえるとは限らない、のため「●●から【●●】の感情を得る」系の秘密を持ったPCは往々にして戦闘を仕掛けるものです。前のシーンで夢乃がアヤメから【居所】を入手したのは、戦闘を仕掛けるための布石でした。






























  

 実は、トリガーが「異性のキャラクターとふたりきにりなる」と言う【狂気】を持っていたのでした。伏せてある【狂気】は本人にしか分からないため、傍から見ると突然奇妙なことを言い出した様に思えます。これもホラーっぽさ、なのです。






























  

 何度かやっていると、いきなり戦闘を仕掛けられる&自分が何か重要な【プライズ】を持っている訳ではない=特に狙われる謂れがない=相手は自分に何らかの【感情】を向けてほしいんだろうな、と予測ができるようになったりします。






























  


 さっき釘を刺した上で、さらに自分が知っているはずの『秋桜座』の【秘密】を調べようとする涼を止めたいGMと、怪しまれたくない涼とのお話しをしてきました。






























  


 『劇場内の大時計』の【秘密】を調査するためにはGMの許可が必要だと言う特別ルールがありました。GMは他PCから離れたところで夢乃に問います。
Q「今、どういう状況になっていると思いますか?」
正解「ループしている。この劇場は5月28日から31日を繰り返しているようだ」
さて、今回夢乃の出した答えは……






























  


 『劇場内の大時計』の【秘密】2
 ショック : 全員
 この劇場は5月28日・29日・30日・31日のみを何度もループしている。4日の間に巻き起こる、永遠と続く生と死、愛と憎の物語。君たちはその登場人物として存在しているのだ。
 このループを終わらせるためには、大時計が巻き戻る前にそれを破壊するしかない。この秘密を知ったPCの使命は【時計を破壊し、ループする劇場から脱出する】に変更される。
 儀式『大時計の破壊』の情報を得る。
 この情報には情報共有が発生しない。また、この情報を伝える際には、GMの許可を得るか、伝えるPCと伝えられるPCの両方かが《第六感》の判定に成功する必要がある。

 GMからヒトコト : 最後の最後にして、やっと最重要【秘密】が開示されました。この【秘密】が開示されなかった場合、バットエンドにしかなりません。その意味で、今回のシナリオはやや難易度高め。最後の2択で見事当たりを引き当て、GMから出された問いかけにも見事答えた夢乃のPC、超ファインプレーでした!






























  


 『劇場内の大時計』の【秘密】にあるように、それを知るためにはGMの許可が必要です。ので、夢乃にした質問と全く同じものを他PCにもしました。
Q「今、どういう状況になっていると思いますか?」

アヤメの回答「よく分からない……けど、幽霊が事件のカギを握っていると思う」
降志人の回答「正直、劇場が存続できるなら良いと思っている。公演がきちんとできる状況になれば、大丈夫かなと考えている」
涼の回答「物語に取り込まれてしまっているのではないかな」






























  


☆★儀式『大時計の破壊』★☆
以下の手順を正しく行った場合のみ、破壊に成功する。
段階 手順名 指定特技 参加条件 ペナルティ
前提
時計の能力に対抗する(毎ラウンド発生)
任 意
希望者全員
全ての行動に−1
現在の日付を告げる
《歴 史》
希望者
恐怖判定《時》
大時計の扉を開ける
《我慢》or《物理学》
互いに+の感情を持っているPC二人
狂気カードを1枚引く
ゼンマイを巻く
《電子機器》
『大時計のゼンマイ』『大時計のゼンマイ(予備)』の所持者
生命力に1点のダメージ



→オープニング