□貴方をちょうだい? ミドル□


○○○ミドルフェイズ 1サイクル目(1)/麻倉 吉根○○○

 びゅおう――強い風が吹く。感覚器を通して受信したそれは海上のものとはどこか違う。大気の温度差によって生じるだけのもの、海上であろうと町の上だろうとそこに違いはないはずなのだが。不可解な差異、それは理不尽なようでもあり、そして興味深くもあった。

GM : ここからミドルフェイズです。
一同 : はーい。
GM : 誰から?希望なければPC1からです。
麻倉 : やりたいです。シーン表は(コロコロ)11。私空母ですしね。おわん型の飛行機が飛んでいます。
GM : 調査か事件、どちらにしますか?

麻倉 : 事件を起こして日向 大和と運命を繋ぎます。「大和…気になる名前です」
園崎 : そこか?!
麻倉 : 異端者って運命結ばないといけないのですよ。せっかく空にいるので「天空」で判定…(コロコロ)6、成功。事件表が(コロコロ)3。
GM : 「気高き犠牲、真摯な想い、圧倒的な力……その人物が英雄的な行為を見せる」…えっと、日向が英雄的な行動を見せるんですね?どうしよう。
園崎 : 交通事故に巻き込まれたのを助けるとか、チンピラに絡まれたのを助けるとか?魔法災厄に巻き込まれるとか?
麻倉 : 真摯な想いを見せてくれれば良いので…カフェ”ノスタルジア”を悪しざまに罵る人に一生懸命反論している場面を出くわしたことにしましょう。
GM : オッケーです。
麻倉 : (チンピラ1に扮して)「あそこの店ってすっげーぼんやりした女が店長なんだろ?」
黒砂 : (チンピラ2に扮して)「おぉ、店員にも女いたしな。ちょっとちょっかいかければすぐ泣くんじゃね?」
GM : (日向に扮して)「バカヤロー、お前らの好きにさせると思うなよ!!そんなことしたら只じゃ置かないぞ!」
麻倉 : (チンピラ1に扮して)「なんだよ、お前」
GM : (日向に扮して)「そのカフェの店員だよ!」
麻倉 : 「ひなのさんは俺が守る!」くらい言ってもしいけど、日向は言えない奴だよねー。
GM : ヘタレです(笑)が、一生懸命です。日向はどうにかその不埒な男たちを退散させました。カフェを守り切った!
麻倉 : 人は須らく素晴らしい可能性を秘めている…と思いました。遠くからそっと見てただけ。属性は…(コロコロ)「尊敬」ですね。
園崎 : 何という上から目線。物理的に。
麻倉 : でも、こんなことばかりしてられませんね。次は調査をせねば。
GM : 個人的次回予告?
黒砂 : むしろもっと早く調査を始めてください(笑)。
麻倉 : だって、先にやっとかないとやれなくなるかもしれないし。異端者的にはやらねばだし。仕方ないんです!
一同 : (笑)

 必要手番が全く不明な序盤は情報収集をするのが我らが卓のセオリー…ですが、必ずしもそうしなければならないものでもないですし。
 【魔力】低めな人がいて調律用の手番まで見込んだPC達、今日はちょっと余裕がないと感じているようです。


○○○ミドルフェイズ 1サイクル目(2)/円成寺 弥人○○○

「マズイ…っ」
 焦りを滲ませて人影は路地を行く。一目を避ける、細く暗い方へ。――その姿を見つめる魔法使いの存在には全く気づいていない。


円成寺 : 次、僕で良い?真田君を調査しようかな。シーン表…(コロコロ)6…路地裏だな。
GM : 真田は路地裏を歩いています。既に結構遅い時間ですね。不安そうに見えます。
円成寺 : 路地裏の片隅がキラっと光ります。
GM : 気になってそちらを見ますね。
円成寺 : その強い《光》が対象の人物を包み込んで幻惑し、【秘密】を探ります。(コロコロ)成功。
GM : 真田の行き先は”ノスタルジア”です。こそこそと閉店後の店内を覗っています。
園崎 : あーやし―。

真田 怜哉の秘密
 書籍卿『剥製製作家フリーズドライ』の(不肖の)(一方的に押しかけた)弟子。ただし、本人に魔法使いとしての才能がないため、未だ愚者のままという状態だ。禁書<遠き日の 清かなる 思ひ出>をばら撒いて魔法災厄をを引き起こす実行犯の役割を担っている。
 断章<清かなる>をこっそりとカフェの柱時計に隠しており、憑依させるのに適当な人物を探している。ハンドアウト「祖母の柱時計」が発生する。
 また、前の被害者が倒れてから、断章<思ひ出>がカフェの内部に潜んでいることを知っているが、どこに潜んでいるかが分からなくなってしまっており、若干焦っている。ハンドアウト「カフェ”ノスタルジア”」が発生する。

 ――2サイクル目終了以降――
(以下は折り込まれており、見えないようになっている。)

黒砂 : こいつかー!
GM : 新たに発生したハンドアウトが2つです。

ハンドアウト他1
 祖母の柱時計
 ひなのの祖母、小春が大切にしていたねじ巻き式の柱時計。ねじ巻きは、幼いころからひなのの仕事だった。

ハンドアウト他2
 カフェ”ノスタルジア”
 月森 要・その息子の晃が開いたカフェ。年代物の柱時計、アンティークなコーヒーカップ、くすんだ色合いが美しいドアベル、細やかな装飾のある写真立て等が、その名の通り、ノスタルジックな雰囲気を醸し出している。

GM : と言う訳で、人気がないカフェにこっそりと入り込もうしています。
円成寺 : いきなりビンゴですね。そんなことだろうと思いましたよ。
園崎 : 大当たり!バカヤローが見つかったところで…シメる?
GM : 愚者なので魔法を使われたことには気づいていません。特に何もしなければこのまま焦りつつ帰っていきます。
園崎 : (真田に扮して)「<断章>見つかんねー、やっべー。ここじゃないのか?」
黒砂 : (真田に扮して)「師匠に怒られる!」
円成寺 : まずは声をかけよう。「真田君?」
GM : 「(びくっ)え、円城寺さん?こ、こんばんは」
円成寺 : 「何してるんだい?」
GM : 「わ、忘れ物?しちゃって?でも誰もいないし、帰ろうかと…」
円成寺 : 「こんな時間に?」
GM : 君が詰問しようとすると、真田は慌てて走り去っていきます。「しし、し、失礼しますっ!」
円成寺 : 「逃さないよ」…彼の足元に影が絡みついて、上から雷が落ちます。
園崎 : 本気だね?!
円成寺 : 手加減はしてるんで。
GM : なるほど。しかし、その魔法は不思議なことに形にならず霧散してしまします。何らかの妨害があったんだということが君には分かりました。
園崎 : 師匠かな?
円成寺 : 師匠の方は中々できるようですね。この情報を他のメンバーに流しておきます。「大本の情報は手に入れましたので、後の方々、頼みましたよ」……上司っぽく。
麻倉 : 明日から頑張ります。
GM : そんな明日から本気出しますみたいなことを。


○○○ミドルフェイズ 1サイクル目(3)/園崎 塔矢○○○
園崎 : 次はどうする?他の秘密を探るか。確実に断章がいそうな柱時計を探るか…直に柱時計に対して戦い挑む?
円成寺 : この秘密の数だと、明らかに外れも入ってそうですね。
GM : 柱時計に戦いを挑んだ場合、もし中に<断章>が入っていなければ、時計が壊れて終了です。愚者に戦いを挑むと、対象の人物は即死亡するのでお気をつけください。
黒砂 : 個人的には日向の様子を伺いたい。後で良いけど。
園崎 : じゃあ、念のため、先に柱時計調べる。<清かなる>があるはず。この後戦闘になるかもだから気合入れて!まずはシーン表振ります。(コロコロ)2。
GM : 「魔法で創りだした次元の狭間。ここは時間や空間から切り離された、どこでもあり、どこでもない場所だ」
園崎 : <断章>がいるってことなんで、”ノスタルジア”を黒い結界を張って空間を包むよ。これで邪魔は入らない。
麻倉 : 今晩二人目の侵入者(笑)。
園崎 : こっちは仕事!「にやーり、ここに仲間の気配を感じるぞ?」…柱時計は木製?
GM : はい。
園崎 : 《花》の魔法でその気配を読み解こう。(コロコロ)成功。感じたぞ!

祖母の柱時計の秘密
 真田 怜哉は、2サイクル目終了時まで、カフェの古時計に断章<清かなる>をこっそりと隠している。この秘密が公開されて以降、<清かなる>に魔法戦を挑むことができる。

円成寺 : 次のサイクルの終了時までですね。
園崎 : 「見つけた!次はお前を食ってやるー。くわっ」情報を皆に回してシーン終了ー。


○○○ミドルフェイズ 1サイクル目(4)/黒砂 昴○○○
GM : どうします?
黒砂 : うーん、日向の所に行こうかな?あいつが元気ないと、調子狂う。
園崎 : おっ?
円成寺 : そうやってフラグ立ててるんですか?
黒砂 : 違う!けど気になる(笑)!シーン表は…(コロコロ)5。
GM : 「強く風がふき、雲が流されて行く。遠く、雷鳴が聞こえた。どうやら、一雨きそうだ」さっき(ミドルフェイズ1)の雷がこんなところでリサイクル(笑)。ぴしゃーん、ゴロゴロゴロ。
黒砂 : そんな雷の夜、日向の家に向かいます。
GM : 日向は下宿生です。テレビつけっぱなしで、心ここにあらずって感じでぼんやり座っています。
黒砂 : 日向の後ろにそっと立ちます。《静寂》で判定。
園崎 : それ何てホラー展開?
黒砂 : そっと頭に手を当てて、考えていることを調る。(コロコロ)成功。

日向 大和の秘密
 断章<遠き日の>の効果を受け、幼い頃の記憶を少しずつ失っていっている。不安と心労のあまり、日常生活に支障をきたし始めており、周囲に心配されている。

園崎 : 憑依されてはないんだね…ざーんねん、ハズレ。
円成寺 : 次に怪しいのはひなのさんかな?
GM : 日向は依然、ぼーっとしています。
黒砂 : 「日向は大丈夫なようだな。少しは安心か。となると、次は…」そう言ってふっと姿を消します。


○○○ミドルフェイズ 2サイクル目(1)/黒砂 昴○○○
GM : 2サイクル目に入ります。
麻倉 : よし、明日から本気出しますか。
黒砂 : いや、今日から出そう?!つーか、最初っから本気出せ!
GM : (笑)シーンプレイヤーは?
円成寺 : 【魔力】がヤバイので。ちょっと立ち会いとかして減らしてから調律したい。どうせなら少し使ってから。
黒砂 : 私も、私も。
麻倉 : じゃあ、私から良いですか?
一同 : どうぞ。
麻倉 : うーん、ひなのさんかなぁ。もしくはカフェ”ノスタルジア”?
園崎 : <断章>はどこにあるかな?カフェに<遠き日の>が埋もれて力を発揮し始めているか、それとも……。って言うか、吉根ねーちゃんのシナリオアンカーな要おじいさんはいいの?
麻倉 : カフェからはちょっと縁遠そうだしね、後回しで良いでしょう。
園崎 : じゃあ、僕が先に<断章>回収するよ?もしかしたら断章回収で情報が増えるかもだし。
黒砂 : でも普通に情報増やした方が良い気もする。
園崎 : 後半に戦闘重なるのもキツクない?手番が足りなくなってきたら困るし。
麻倉 : いや、やっぱり出来れば情報収集に人出を割いた方が良いんじゃないかな。
黒砂&園崎 : お前が言うな!

一同 : (笑)

麻倉 : あっはっは。1サイクル目の状況を鑑みてね?
園崎 : でも柱時計の方は2サイクル目までだし優先させたいよ。
黒砂 : うーん、<遠き日の>は祖父についてる様な気がしてる。メタ的に。私は別に調べたい訳じゃないけどね。
麻倉 : いやー、でもひなのさんが怪しいんじゃないかな?
黒砂 : やっぱり気になるよね!
円成寺 : じゃあ、ひなのさんを調べてその結果で考えようか。どう?黒砂さん?
黒砂 : 私が行けばいいの?
円成寺&麻倉 : って言うか、行きたいんでしょ(笑)?
黒砂 : 行ってきます!ひなのさんは大丈夫かしら…(コロコロ)シーン表は3のゾロ目で6。また路地裏です。
園崎 : ここでゾロ目が出ても魔素貯まんないんだよね、もったいない!
黒砂 : 裏口から”ノスタルジア”に入ろうとしているひなのさんの後ろに影から現れてふっと立ちます。
GM : またその展開?!
黒砂 : 《風》を使います。
麻倉 : スカート注意報?
黒砂 : ひなのさんにそんなことしない!風がひなのさんの心の声を運んで来ます。…(コロコロ)あ”!
麻倉 : きゃー!
園崎 : ファンブル!?
黒砂 : 『幸運』で振り直し!…(コロコロ)成功!!ひなのさんは死にやすいんです!ファンブルとか無理!!
GM : ではひなのの心の声が届きます。「これでいいの、これでいいの…」と繰り返しています。

月森 ひなのの秘密
 断章<遠き日の>の憑依されている。最愛の父を亡くした辛さから逃避を望むあまり、父との記憶の多い幼い頃の記憶をなくしてしまいたいと考えているのだろう。彼女は幼い頃の記憶から順に失くしていっている。断章<遠き日の>は憑依された本人及びその人物と長時間共に過ごしていたものに効果がある。シナリオ開始時、憑依深度は1であり、サイクル終了後に深度は1ずつ上がる。
 彼女はこの断章の力を自分にとってなくてはならないものと考えているため、シーン終了後、秘密を開示したPCに魔法戦を挑む。

一同 : キター!!
黒砂 : 言っとくけど、私弱いからね!
GM : 彼女はくるぅり、と振り返り、じーっと君を見つめます。「これでいいのこれでいいの」と呟きながら。
園崎 : ホラー……。
黒砂 : 「ひなのさん、それは間違っています!忘れてしまえばすむなんて、そんなこと……」
GM : ひなのは何も見えていないような目を君に向けます。「これでいいの、貴女は邪魔をするの?これでいいのに?」そのまま魔法戦に突入です!
黒砂 : 「ダメです!ひなのさん!!」
GM : ひなのは何も答えません。断章<遠き日の>が襲いかかってきます。

断章<遠き日の>
【攻撃】3 【防御】4 【根源】6(※+1) 特技:《追憶》 
魔法:『火花スパーク
※深度1→2の状態

円成寺&園崎 : 立ち会います!
麻倉 : 帰ろうかな。
円成寺&黒砂&園崎 : おい!
麻砂 : 冗談です、働きます。魔法戦自体には興味があります。
円成寺 : 何なんだ、あの異端者は(笑)!
GM : まぁ、異端者らしい…のかな?
黒砂 : 「断章<遠き日の>!私、<秋色の風>がお前をひなのさんから剥がしてみせる!」
GM : 君は後攻です。

1ラウンド目:
GM : 好きな所に魔素を1点チャージしてください。
黒砂 : オッケーです。
GM : まずは召喚ステップですね。こちらは特に召喚はしません。
黒砂 : 『緊急召喚』を使用。(コロコロ)《混沌》の精霊を《自由》から呼びます。(コロコロ)成功!
園崎 : 名状しがたき何かが出現!ぐーるぐるー。
GM : 続いて攻撃ステップ。まずは、『火花』!(コロコロ)成功したので、《追憶》で抵抗してください。
黒砂 : 目標値9!!(コロコロ)失敗です。
GM : ダメージ1点です。<断章>は攻撃・防御共ランダムです。防御プロットしてください。
一同 : OKです!
GM : …攻撃が<2・5・5>。
一同 : ………
GM : 素通り?ではダメージ3点。
黒砂 : 精霊で2点ブロック!声なき声を上げて精霊が霧散していきます。
GM : 精霊は消滅、1点通るので昴含め皆さん1点魔力減らしてください。
円成寺 : 痛いっ。
黒砂 : 次はこちらの攻撃!
GM : 防御は<2・2・2・6>。…3点通りで残り魔力4点。

2ラウンド目:
GM : 先行の召喚ステップはなし。
黒砂 : 同じく『緊急召喚』で、《森》の精霊を《静寂》から召喚。目標値8!(コロコロ)あ”!!
園崎 : ファンブル?!
麻倉 : ファンブル!!
円成寺 : ファンブルー!!
GM : 本日2回目の1ゾロだけども!ファンブル表振る?
黒砂 : 『幸運』!(コロコロ)6ゾロ!!
麻倉 : おおっ、スペシャル!
GM : 魔力1D6点回復で、闇の魔素2つ発生です。
麻倉 : 1ゾロの次の6ゾロかぁ、激しいなー。
GM : 攻撃ステップ、まずは『火花』。(コロコロ)成功!《追憶》で抵抗判定を。
黒砂 : (コロコロ)成功!
GM : 攻撃は<4・6・2>。…1点通り?
黒砂 : 精霊で1点ブロック!
GM : 防御は<2・2・5・4>って素通し?!さっきから2ばっかり出るんだけど(笑)?

 GMの出目も何やら偏っております。昴の1ゾロの多さには負けますが。

 3ラウンド目は昴が『緊急召喚』で《自由》の精霊召喚に成功。『火花』でダメージ1点を与えられるも、攻撃は精霊でブロックして無傷。断章<遠き日の>は続く昴の攻撃であっさり落ちたのでした。

一同 : 勝利!!
 戦果としては『火花』をゲット!回収後は、塔矢が保管することとなりました。

GM : 断章<遠き日の>は回収され、ひなのはその場にパタンと倒れました。苦悶の表情です。
黒砂 : とりあえず、”ノスタルジア”に運び入れます。要おじいさんには「ひなのさん、貧血で倒れちゃったみたいで」と言っておく。
円成寺 : 運ぶのを手伝います。
GM : 忘れていたあれこれを思い出し、ひなのは夢を見ながら泣いています。「お父さん、置いて行かないで……」
黒砂 : 「大丈夫、ここにいます」と手をぎゅっと握ります。
GM : 少しづつ落ち着いていったひなのは、やがて深い眠りに入っていきます。
黒砂 : 「………もう、大丈夫かな」
GM : 要も少し安心したように言います。「ひなのは頑張りすぎることがあるから……。二人共、ありがとう。今日はカフェは開店できないね。アルバイトの日向君の連絡先を知っていたら、今日はお休みだと伝えてくれないだろうか?」
黒砂 : 「分かりました、伝えておきます。では、学校に行くので、これで」


○○○ミドルフェイズ 2サイクル目(2)/マスター○○○
GM : マスターシーンを挿入します。全員《偶然》で判定してください。
一同 : (コロコロ)成功!
GM : 高度に隠されていたはずの気配に偶然気づきました。魔法戦の際、真田がこちらを伺っており、断章<遠き日の>が倒され、回収されたことに焦って走り去って行きます。次のシーンプレイヤーは真田の足取りを掴むための判定を《道》ですることが出来ます。
麻倉 : 私がやりましょう。


○○○ミドルフェイズ 2サイクル目(3)/麻倉 吉根○○○
 帯びた魔力を失って<断章>が地に落ちる。ぱらぱら、風に煽られたページが力なく捲られた。
「まずは一つ」
 呟いてその本を手に取った時、気配に気付いた。後から考えればそれは僥倖に等しいのかもしれなかった。恐ろしいほどの魔力が完全にその存在を消し去っていたのだから。
「…真田 怜哉」


  GM : 断章<遠き日の>を回収し、それをパタリと閉じた時、真田が逃げていくのに気付きました。
麻倉 : 《道》の判定は…(コロコロ)成功。
GM : では、真田の後をつけることができました。行き先は”古風堂”です。
園崎 : やっぱりなー、年齢不詳な女性だもんね。あからさまに怪しいもんね。
麻倉 : 真田が店内に入ったところを見計らって、私も入ります。
GM : 秋山が出迎えます。「こんにちは、何か御用ですか(にこにこ)?」
麻倉 : 「ええ、真田 怜哉君に話があります。…何をしにここに?」
GM : 真田はびくぅ!と身体を震わせます。「ボ、ボク、心サンと知リ合イでオハナシしにきたダケデスヨ(片言)?」
麻倉 : 「何を?」
GM : 「君には関係無いだろう?!」
麻倉 : 無駄に魔法戦挑んでやりたい気持ちです!
GM : いいですけど、死にますよ?PC1のアンカーですよ?!疵になりますよ(慌)?
円成寺 : ホントだ!
麻倉 : だから出来ないんですよね。
園崎 : エゲツないー。
麻倉 : 仕方ない、このまま心さんの【秘密】を探ろう。彼女の瞳を見つめ、その目から《時》を遡って瞳に映った過去を見ます。
GM : 「何か?」…穏やかな表情ですよ。何をされているかも分かっている様子です。
麻倉 : ちなみに私は無表情系キャラです。(コロコロ)成功。

秋山 心の秘密
 正体は書籍卿『剥製製作家』である。禁書<遠き日の 清かなる 思ひ出>を使って人々の記憶や感情を抜き取り、採集している。綺麗に並べたそれらを愛でることが彼女の生きがいだ。
―ここから先は『遠き日の』『清かなる』『思ひ出』の断章を持つPCが秘密を開示した時のみ明らかになる。―
(以下は折り込まれており、見えないようになっている。)

園崎 : しまった、<断章>を渡しておけば良かったよ!
麻倉 : これは読めないから仕方ないです。…<断章>は3つとも必要?
GM : 必要なのは<断章>どれか一つです。
麻倉 : 知りたければもう一度調査しなくてはいけない訳ですね。
GM : 秋山は依然、穏やかな表情です。「お嬢さん、お帰りなさい。あなたはここに用はないでしょう?」そう言われた瞬間、君は”古風堂”の中から店の外に強制移動させられます。
麻倉 : 残念でした。今回はこれだけ働いたから明日は働かなくて良いですよね(笑)?
円成寺&園崎 : いやいやいや。
麻倉 : 冗談です(笑)。このシーンはここで終了ですね。”古風堂”の前から立ち去ります。


○○○ミドルフェイズ 2サイクル目(4)/園崎 塔矢○○○
園崎 : 次はどうしましよー。<遠き日の>は回収済み。<清かなる>は柱時計の中にあるはず。
黒砂 : あとは<思い出>?
円成寺 : <思い出>は”ノスタルジア”の中にあると思う。移動していなければ。柱時計の<清かなる>は2サイクル目終了時で移動してしまうかもしれないから、早めに回収しないと。どうしようかな…。
園崎 : もう1回くらい立会して、その後調律ってのがスムーズかも。残り【魔力】は3点だよね?
円成寺 : はい。でも最悪、魔力開放すれば良いかな。
麻倉 : シナリオ中1回ですよね?クライマックスに残しておかなくて大丈夫?
円成寺 : ちなみに、真の姿って立会人でも開放できるんですよね?
GM : できます。…見た目は微妙です(笑)。唐突に背後で真の姿を見せる。だがしかし戦闘の大勢には影響なし、みたいな?
一同 : (笑)
園崎 : あと手番が残っているのは、僕と円成寺のにーちゃん?でも僕、魔法戦に入ると『魅了』使う余裕がないなぁ。シナリオ中判定に+1のボーナス!せっかくだし使いたい!
円成寺 : 僕、戦闘に行きましょうか?
園崎 : うーん、僕が”ノスタルジア”調べて、円成寺のにーちゃんが戦闘?
黒砂 : 残り【魔力】3は危険じゃない?
麻倉 : しまった、黒砂さんのシーン中に魔素を回して『回復』してもらえば良かったですね。
園崎 : 僕、早めに魔素開放使いたいんだよね…。先に<清かなる>に魔法戦を挑んでいい?『魅了』も使えるよう、頑張る!
円成寺 : 「では、頼みましたよ」…上から目線(笑)
園崎 : お仕事頑張るー。…「<清かなる>、今度こそ、ぱくっと食べてやるー」
麻倉 : 頼もしい。
園崎 : こっそりとお店に侵入して(笑)…もとい、影を渡ってひょっこりと現れて。くんくん…「今度こそいるな。『愚かなる橙の使徒』が挑む!さぁ、断章<清かなる>、姿を見せろっ!」
GM : 柱時計を中心に周りの情景が静かな草原に変わります。見ているだけで心が穏やかになり、何も考えたくなくなってくるようです。君の心に「もう休んじゃえ」と言う声が繰り返し囁きかけてきます。
園崎 : 「休んでる暇なんかない!宴はこっからだ!選べ、trick or treat!」
GM : 魔法戦開始です!
円成寺&黒砂 : 立ち会います!
麻倉 : 私も、一応。

断章<清かなる>
【攻撃】3 【防御】3 【根源】6 特技:《静寂》
魔法:『沈黙サイレンス』『騎士召喚《静寂》』

1ラウンド目:
GM : 挑戦した塔矢の先攻です。
園崎 : いきなり本気で行くよ!真の姿を開放っ。おなじみ、ハロウィンの怪物に姿を変えてくわぁと口を開けます。効果は魔素放射!
GM : 魔素を2点獲得してください。続いて、先攻の召喚ステップ。
園崎 : 『緊急召喚』…(コロコロ)《雨》の精霊を魂の特技《trick or treat》を使って強制的に喚ぶよ。魔力を削って、目標値6!(コロコロ)ギリギリ成功!…草原に雨が降り始め、近くに居た精霊が「treat☆」と返事をしてくれます。
GM : 3ゾロだったので、《力》の魔素が発生してますね。
麻倉 : 欲しいです!
GM : 後攻の召喚ステップ。『騎士召喚』で《静寂》の騎士を喚びます。(コロコロ)成功!塔矢が騒がしくした空間を静寂が覆います。
園崎 : 攻撃ステップ。『歓喜』は元型が1体しかいないから、次のターンから使うべき…。普通に攻撃!ハロウィンの怪物が<清かなる>を爪で引き裂き、噛み付く!ぐわっ。
GM : 防御は<6・6・4>。
園崎 : 攻撃は<2・2・2>!3点素通し!
GM : こちらの攻撃ステップ、まずは『沈黙』!…(コロコロ)て、1ゾロった(ガーン)!
一同 : (笑)
GM : 負けないもん。攻撃<1・1・2>、さっきから妙に出目が重なってきますねぇ。
園崎 : 2点通りかぁ、精霊でブロック…すると次のターンで『歓喜』使っての魔素溜めが上手くいかないし…ダメージ通しても良い?
円成寺 : まだ大丈夫。ギリギリ大丈夫。
GM : では、追加ダメージ+1、ブーストで(コロコロ)…更に+1点。
園崎 : 痛い痛い。ちょっと余裕なくなった。

2ラウンド目:
園崎 : 魔素放射で手に入れた魔素をチャージして、召喚は『精霊召喚』で《花》の精霊を召喚するよ。(コロコロ)成功、かぼちゃが生えた。これで精霊2体目。
GM : こちらは召喚ステップにすることなしです。
園崎 : 攻撃ステップで『歓喜』…これ、指定特技は「エロス」だけど、「翼」で代用。目標値は6。
麻倉 : 指定特技習得してないんだ。あえて?!
園崎 : イメージ的に!あと「エロス」って端っこすぎて使いづらいし。6以上なら出る出る!(コロコロ)成功。魔素が2点に増えた。手堅く『精霊召喚』に入れておこう。このターンで戦闘終了の予定。
GM : あと【魔力】は3点残ってますが。攻撃をどうぞ。防御は…あ!
園崎 : 3点通った!倒した!?
GM : まだです。騎士のブースト分…(コロコロ)…ダメか、騎士でブロックして残り【魔力】1。騎士は消滅します。不自然な静寂がなくなってしまった。
園崎 : しぶとい!
GM : こちらは『沈黙』!(コロコロ)成功。《沈黙》で抵抗してください。
黒砂 : 『支援』しますよ。
園崎 : う、ちょっと遠い…。目標値9。…『支援』もらって魂の特技使った方が良いかな。封印は痛い!
黒砂 : 了解です。負けるな!
園崎 : 魂の特技からで目標値5。(コロコロ)成功。「宴は黙ったら面白くないからね!」
GM : 前のめり型ですねぇ。…攻撃は(コロコロ)<4・2・2>。1点通り。
園崎 : ダメージは精霊でブロック。

 3ラウンド目、塔矢は『魔王召喚』に魔素を溜める。『緊急召喚』での《不幸》の精霊の召喚には失敗するものの、『歓喜』で2点の魔素をゲット。続いての攻撃ステップで断章を撃破。
 無事、本の姿に戻った断章<清かなる>を回収し、昴が『沈黙』を入手した。

園崎 : 「ごちそうさま」……はっ、結局『魅了』使ってない!

 はい、お約束です。

園崎 : でも2冊目取ったぞー!いえーい(ハイタッチ)!
麻倉 : (無表情に)いえーい(ハイタッチ)。
円成寺 : ハイタッチだと…(慄いている)?
黒砂 : (笑)
園崎 : ってところでシーン終了。


○○○ミドルフェイズ 2サイクル目(5)/円成寺 弥人○○○

 視界がブレる。眼球の、あるいは己の身体のどこかの異常ではない。
 それは予感だ。一方で暗く沈み死の匂いに満ちた店内が、もう一方ではひなのの淹れるコーヒーの温度と穏やかな笑顔に満ちた店内が。
 今が選択の時――幻視に過ぎないそれらの、どちらを掴み取るのか…。

GM : 2サイクル目、最後のシーンです。
円成寺 : 僕ですね。
麻倉 : 調査して襲われないでくださいね。
円成寺 : それがとても怖い!もう【魔力】2点しかないっ!
園崎 : 僕、登場して余った魔素で魔力回復したい。
円成寺 : 回復…しても…。
GM : むしろ最大値が4で良いのかって問題だよね。
円成寺 : その通り。調律すべきか、危険を承知で調査すべきか。
麻倉 : どちらでも良いけど…頑張れ、書警。
園崎 : プレッシャー?!
円成寺 : ぐっ…。
園崎 : 調査対象があと『秋山 心』『吉澤 早苗』『月森 要』『カフェ”ノスタルジア”』の4つ?最後の断章<思ひ出>は”ノスタルジア”にあるのかなー。
円成寺 : ……よし。(覚悟を決めた顔で)ここは書警として調べましょう。
園崎 : エライ!
黒砂 : 今の格好良かった!
GM : シーン表をどうぞ。
円成寺 : カフェ”ノスタルジア”の秘密を探ります。…(コロコロ)12。シーン表で6ゾロとかいらないっ。
麻倉 : あるある(笑)。
GM : 「未来の予感。このままだと起こるかも知れない出来事の幻が見える」…君には、未来にあるかもしれない平穏なカフェの日常と、破滅的なカフェの行く末が重なって見えています。どちらを選びとるのかは今後の君たち次第…。判定をどうぞ。
円成寺 : 「僕は未来を勝ち取ります!」…瞳を閉じると、目から雫が落ち、静まり返っている方のカフェの姿を消し去ります。《涙》判定。
黒砂 : 『支援』を使います。…書警様、私信じてます!
GM : キャラ変わってない?!
円成寺 : むしろ何か力抜ける!(コロコロ)成功。
GM : はい、まずはこちらをどうぞ。

カフェ”ノスタルジア”ハンドアウト
 月森 要・その息子の晃が開いたカフェ。年代物の柱時計、アンティークなコーヒーカップ、くすんだ色合いが美しいドアベル、細やかな装飾のある写真立て等が、その名の通り、ノスタルジックな雰囲気を醸し出している。

一同 : ?
GM : カフェの内部にはハンドアウトに書いてあるものがありますが、君は何を主に調べますか?
一同 : 何?!
麻倉 : GM酷いですよっ。
園崎 : えっ、ちょっとどういうこと?

 …実は、これ、ちょっとしたボーナスなんです…。何故か異様に警戒されてGM悲しい。でも泣かない…。

麻倉 : それぞれどういうもの?
GM : 年代物の柱時計は祖母の柱時計のことです。コーヒーカップは要自慢のコーヒーカップコレクション、要がコツコツ集めたもので一つとして同じものはありません。ドアベルは建物と同じくらい古いものですね、きれいな鈍色をして、きれいな音色がします。最後の写真立てはひなの祖母が買ったものですね、中には要・その息子の晃・ひなのが写っています。
園崎 : 普通に行ったら<思ひ出>って写真だよね。
麻倉 : 変なメタ読みしない限りはね。
円成寺 : 写真立てで行きます。
GM : はい。

カフェ”ノスタルジア”秘密
 店内の写真立てには、断章<思ひ出>が憑依している。
 この秘密を開示したPCが「<断章>が何に憑依しているか」まで当てた場合、『回想レトロリスペクト』の魔法と夢の魔素×3を入手することができる。

一同 : おお?
麻倉 : ボーナスですね、素晴らしい。
GM : ちなみに外しても何もペナルティはありません…GM鬼じゃないよっ?
一同 : ごめんなさい(笑)。
GM : 『回想』は戦闘中にドラマシーンを1つ差し込むことが出来ます。
円成寺 : …えっと、指定特技は《追憶》?遠い!
麻倉 : シノビガミにも似たようなの合ったはず。リプレイで幻蔵先生が格好良かった。
円成寺 : マジか。そんな格好良いことできるかな…。
麻倉 : あれ、4巻分の積み上げがあってこそだから。いきなり出来ないから。
園崎 : そもそも幻蔵先生は基本botだから。
黒砂 : カッコよさ気なことをランダムに言う、みたいな。
GM : 確かに!
一同 : (笑)

 以下、しばらく幻蔵先生への愛の言葉が続く。って言うか、皆(GM含む)言いたい放題です。いや、大好きですよ、幻蔵先生。

園崎 : 次で魔法戦を挑むってことで。
円成寺 : シーン終了です。


○○○ミドルフェイズ 2サイクル目(6)/マスター○○○

 力を失っていたはずの<断章>が微かに鳴動する。不安定な力の本流は最も近くにいた者を襲った。記憶を、意思を、感情を――そこに吸い込まんと。

GM : マスターシーンを入れます。今、<断章>を持っている人。
黒砂&園崎 : はい。
GM : 《不幸》で判定をして下さい。
黒砂&園崎 : (コロコロ)成功!
GM : 突然活性化した断章が君たちの記憶を食おうとしましたが、効果が出る前に気付いた君たちの対処により実害はありませんでした。
園崎 : 断章が脈動している?!
GM : ちっ。
一同 : 舌打ちするな!
GM : 更に、聞き覚えのある声で「邪魔をしないで、それはわたくしのもの」と言う声が聞こえます。


○○○ミドルフェイズ 3サイクル目(1)/円成寺 弥人○○○
GM : 最後のサイクルです。
園崎 : あとは<断章>の最後の一つを手に入れて、書籍卿をとっちめる?
黒砂 : どういう流れ?まずは”ノスタルジア”で<断章>と戦って、そのあと書籍卿戦?
麻倉 : できればもう一回事件を起こしたい。
園崎 : 個人的にはできれば戦闘じゃなくてドラマシーンしたい。あと『回復』欲しいな(切実)!

 しばし次の手について話あるプレイヤーたち。残り【魔力】が2の弥人、ドラマシーンをやりたい塔矢、要の調査をしたい吉根…そもそも全員が魔法戦の立会でそこそこ削れていて、余力があるとは言いがたい状態です。

円成寺 : 麻倉さん、仕事(戦闘)してきてください。
麻倉 : 弥人さんが言うなら、了解です。上司ですしね(笑)…では私から行きます。…って、『騎士召喚』に魔素をチャージしてなかった!他の魔法にはチャージしてあるのに!

 戦闘に入るかと思いきや、結局残り【魔力】2点の弥人をどう回復するかと言う問題に。何やら腹黒発言を連発した吉根に「この深海魚」と罵る昴の一コマがありつつ……GMは艦これ(以下略
 結局二転三転した後、弥人が魔法戦に入り、即、『回想』をすることに。

円成寺 : では、行きます……って、相手、写真立てかぁ……。
GM : 頑張れ!まずは写真立てに向かって名乗りを上げるのです!
円成寺 : GM!……うぅ……。
GM : ここはカフェ”ノスタルジア”。ひなのが倒れたので本日は臨時休店。昼間にも関わらず、店内は薄暗いです。
円成寺 : 影からそっと現れて「『デス プランナー』が死の思い出を反転させ、明るいものに変えて見せましょう」
GM : 写真立てに写って居た絵がくるりくるりと変わっていきます。よく見るとそれは君の思い出の数々、それらが一つ一つ、白く塗りつぶされていきます。
園崎 : 怖いなぁ。
GM : 魔法戦開始!

園崎 : 手助けするよ!
黒砂 : 任せてください。
麻倉 : 仕方ありませんね。

断章<思ひ出>
【攻撃】4 【防御】2(+1) 【根源】7(+1) 特技:《想い》
魔法:『魔王召喚《想い》』『魔弾マジックミサイル』『速読ヘイスト
※深度1→3の状態

園崎 : 強っ!
麻倉 : エグっ!

1ラウンド目:
GM : まずは魔素をチャージして下さい。
円成寺 : はい。召喚ステップは『緊急召喚』で《不安》の精霊を召喚。《涙》から判定…(コロコロ)成功!
園崎 : 不安におののく精霊が現れる!
GM : こちらは『魔王召喚』(コロコロ)うん、成功。《想い》の魔王が現れます。
円成寺 : 攻撃ステップでまずは『回想』!魂の特技《骸骨》で判定。自分の影から骸骨が現れ、過去を演じさせています。…『支援』もらえる?
黒砂 : オッケーです。
園崎 : 目標値5!
円成寺 : (コロコロ)良かった、成功!

GM : ではまずはシーン表。
円成寺 : (コロコロ)9です。…読書をちょうど終えたタイミングの昨日の僕にインスピレーションが降りてきます。「うん、調律しておいた方が良いような気がする」
GM : きっと本にそんなことが書かれていたんですね(笑)。
円成寺 : 特技は《花》にしよう。きれいな花で傷を癒される感じで。(コロコロ)成功。ここで、【魔力】の決定に1振ったらどうし……あ”。
園崎 : 本当に1振ったー!!!
麻倉 : 本当に??

一同 : (笑)

 そして、おもむろに魔力開放の使用タイミングについて相談する弥人。たった今調律したところなのに(笑)。
 『回想』は次の戦闘以降ならまた使えるよーって話題が出たり。そのために魔素を溜めておこうって話になったり。

円成寺 : 切ない……。
園崎 : 強く生きろ。

GM : 白昼夢のような一瞬の後、君は戦闘の只中に戻ってきます。そちらの攻撃ステップ続きです。防御は<3・4・4>。
円成寺 : <1・2・4>2点通し。
GM : 魔王で1点止めて、1点ダメージ。こちらの攻撃、まずは『魔弾』。抵抗不可!
円成寺 : 魔力開放の準備はできている(笑)!攻撃来い!!
GM : 攻撃は<4・1・6・6>。3点通して、ブースト(コロコロ)通し、追加ダメージも入れて+2。
円成寺 : 精霊で2点ブロックしても、ピッタリ0だし…魔力開放します。
GM : このタイミングで開放して、【魔力】決定しなおした後5点ダメージ受けて下さい。
円成寺 : 泣いちゃう……頑張る、書警だもん…。真の姿は「十字架の墓石」です。丘の上に墓石がゴゴゴっと現れます。
麻倉 : ゴルゴダっぽい。
円成寺 : (コロコロ)やった!6!!【魔力】9!からの残り【魔力】5!精霊はいなくなったけども!
GM : 立会の人は【魔力】を1点減らしてくださいね。

2ラウンド目:
円成寺 : 『魔王召喚』出します。ここで全力出さないとまずい!
黒砂 : 『支援』要る?
円成寺 : ください。…(コロコロ)成功!眩しくて直視出来ない《光》の魔王を召喚!
GM : 召喚はなしなので、攻撃ください。防御は<6・3・3>
円成寺 : 追加ダメージ入れて、5点。
GM : ブーストして、1点止めた。それから魔王でブロック…魔王消滅。
円成寺 : こっちもブースト…あ、止められた。
GM : 足して引いて、残り【魔力】4。
円成寺 : うーん『入滅』しても倒せないか。やめとこ。
GM : こちらは『魔弾』(コロコロ)成功!
園崎 : これが痛い。でも魔王消えたし、だいぶ楽になったよね。
GM : こちらの攻撃は<1・2・2・3>。2点止められた?
円成寺 : 魔王潰すか、1点自分で受けるか。
園崎 : 魔王ないと、このラウンドで倒せないんじゃない?僕はまだ大丈夫だよ。次のラウンドで絶対倒せよ!
黒砂&麻倉 : 同じく。
円成寺 : 皆ごめん、1点は自分で受けます。

 3ラウンド目は先攻、弥人が『緊急召喚』で《混沌》の精霊に召喚成功。これが《花》からの判定だったので。

円成寺 : ぐちゃぐちゃの花だね。

 何と言う、おざなり感!!名状しがたき花の様な何かが喚ばれます。続く弥人の攻撃で断章<思ひ出>も撃破されたのでした。

GM : 写真立てはパタンと倒れ、辺りにはカフェの景色が戻ってきます。
麻倉 : 長かったー!怖い戦いだった!!

 『魔王召喚』を剥奪し、断章<思ひ出>は昴が預かる事になりました。

麻倉 : さすが円成寺さん、きっちり倒しましたね。
円成寺 : ちょっと危なかったですけどね。
園崎 : お疲れー。あの<断章>強かった。
黒砂 : うん、強かった。


○○○ミドルフェイズ 3サイクル目(2)/黒砂 昴○○○
 断章<思ひ出>との戦いで、皆、結構削れています、秋山に魔法戦を挑むのか、調べきれなかった部分を調査するのか、調査したらそのまま戦いに入る可能性もあったりと、中々次のプレイヤーが決まりません。
 昴は『回復』を持っているのでそれを活用しつつ行く方針となり、昴のドラマシーンとなりました。

黒砂 : ではシーン表振ります。(コロコロ)11。
円成寺 : 飛んでる!
黒砂 : 私は《自由》の特技を持ってるので、空くらい飛びますよ。魔法使いになって、コレが一番楽しいです。
GM : 魔法少女は空を飛ばなきゃ?
黒砂 : そうそう。
円成寺 : 箒要る?
麻倉 : 竹刀で良いんじゃない?
GM : 竹刀で?!
園崎 : 竹刀の上に仁王立ち!
GM : それ魔法少女じゃない!
黒砂 : やっぱり、竹刀に横座り?
GM : それもどうなの??

 しばし竹刀を用いた飛空方法について盛り上がる一同。『回復』をもらうのために、登場したい人が多く、結局空中での会合という謎の状況に。

黒砂 : 魔法使うよ。『回復』!(コロコロ)!!!!!????
麻倉 : なーにー!!

 まさかの1ゾロ。3回目。

一同 : (大・爆・笑)
円成寺 : この人怖い!超怖い!

黒砂 : 最後の『幸運』がまだある!…(コロコロ)良かった、成功。全部で9点回復。
GM : 良かったね、訪問者で。本当に。
黒砂 : 間違いない。

 昴・吉根・塔矢が2点、弥人が3点回復。後は各々チャージして【魔力】回復したり、魔素の融通をしたり。あとは昴に全ての<断章>を集めたり。しばし相談中のプレイヤーと見守るGM。って言うか、こういう時間は本当にやることがない(笑)。

園崎 : 『回復』ありがたいね。
黒砂 : 最後の『幸運』使っちゃったけどね。
園崎 : いや、これこそ『幸運』の使いどころでしょう。ファンブル打ち消し!
黒砂 : さて、このまま調査しましょう。”古風堂”の上空から敷地内に降り立ちます。「このアンチマジックフィールドを私が超える!」あらゆる音を吸収する《静寂》で…(コロコロ)あああ!
園崎 : ダメでした。
麻倉 : 調査判定だから無理をすれば行けるよ?
園崎 : 格好つけたかったら、ファンブル表を振って無理やり成功にできるね。
黒砂 : 無理、しようかな。
GM : そこまで?!

 まだ手番は2人分残ってるし、無理をする必要はないと思うのですが…。と困惑するGMをよそに、ファンブル表を振る昴。結果は…。

黒砂 : 『遮断』の変調…って何?
GM : 【根源力】の低下。【魔力】が減って、チャージも2までになります。
黒砂 : 魔王が召喚出来なくなった!!
麻倉 : 最悪だ!
GM : 無理やり降りてきたので、君は魔法を扱う能力にかなりの負担をかけ、【根源力】が減ってしまいました。
園崎 : 恐ろしい!「ねーちゃん、大丈夫!?」
黒砂 : 「後は頼みます…(ガクリ)」
GM : 心は君たちを待ち構えており、にっこりと微笑みかけます。「待っていましたよ。わたくしの所有物をかすめ取った方々」

秋山 心の秘密(断章<遠き日の><清かなる><思ひ出>を所有しているPCが秘密を開いた時用追加部分)
 禁書<遠き日の 清かなる 思ひ出>は彼女の所有物だ。その為、<断章>を倒して集めたとしても、バラバラの状態で保管されていると3サイクル目終了時に憑依されていた人物に戻り、完全体として復活してしまう。
 誰かが<断章>を全て揃えると、彼女はそのPCを補足できるため、そのシーン終了後に<断章>を戻そうとする彼女に魔法戦を挑まれる。(既に彼女を魔法戦で倒している場合、魔法戦は発生しない。)

一同 : !!!!
麻倉 : 【根源力】減っていてコレですか。
園崎 : うわー!

 エグいも何も…GMは【根源力】減ってるところまで予想してませんよ?<断章>は1つで良いのに3つとも揃えてるし。GM悪くないもん!(誰かに向かっての言い訳)

GM : 他にこのシーンにやることはありませんね?では心が昴に挑みます。「わたくしは『剥製製作家』。わたくしのものを返してもらいましょう」
黒砂 : 「『秋色の風』が貴女を止める!これ以上好き勝手にはさせない!!」
園崎 : 全力で応援します!
麻倉 : 私もここは行きます!頑張って生き延びて!!
円成寺 : もちろん立ち会います。

書籍卿『剥製製作家』
【攻撃】3 【防御】3 【根源】7 得意分野:《夢》 特技:《静寂》《波》《追憶》《狂気》《裏切り》
魂の特技:《磔にされた人形》
魔法:『緊急召喚』『騎士召喚《追憶》』『逆転リバース』『狂乱フレンジー』『支配ドミネイト

円成寺 : アンカーの願いごと考えときなね。
GM : 酷いっ。
黒砂 : また、防御から始まるのかな?
GM : その通り。

1ラウンド目:
GM : 先攻の召喚ステップ。《追憶》の騎士を召喚します。(コロコロ)成功。
黒砂 : 《静寂》の騎士召喚。「…来たれ!」(コロコロ)成功。
GM : 攻撃ステップ。『支配』を使っそのて騎士を貰い受ける!
黒砂 : ?!
麻倉 : いや、『支配』は召喚ステップでしか使えない。
GM : (ルールブックを読み返す)…本当だ!やっばい、全然気づかなかったヨ(汗)。
黒砂 : 良かった……。
GM : 仕方ない。攻撃は<3・4・4>。1点通って、ブースト分が…通らない。
黒砂 : 騎士でブロック。騎士消滅。
GM : …あ、『狂乱』使い忘れた(ガーン)。
麻倉 : あるある。
GM : 防御は<3・4・5>…3点とも通った…。騎士は…うーん、生かしておきます。全部自前の魔力に受ける。残り【魔力】4点。

2ラウンド目:
GM : 『緊急召喚』で(コロコロ)…《波》の精霊召喚。
黒砂 : こっちも『緊急召喚』で《大地》。《風》から目標値8。(コロコロ)あぁ!1足りない!
GM : 1足りない様が降臨している!攻撃はまずは、『狂乱』(コロコロ)成功。抵抗したければ《狂気》で判定してください。
黒砂 : (コロコロ)あー、また1足りない。
麻倉 : 1足りない様が!!
GM : 以後、防御サイコロ−1、攻撃サイコロ+1です。攻撃は<1・3・5>…全部止められた?じゃあ、ブーストが…通った?追加ダメージ入れて、2点ダメージです。
黒砂 : こっちの攻撃!
GM : 防御は<2・4・4>。1点止まって、3点来たかー。精霊で2点ブロック、精霊消滅。1点は自分で受けます。
麻倉 : 書籍卿強いー。

3ラウンド目:
GM : 『緊急召喚』で(コロコロ)…《怠惰》の精霊召喚。
黒砂 : こっちの『緊急召喚』は《静寂》です。得意分野!(コロコロ)成功。
GM : 攻撃しますよー。<6・1・2>…1点残って、ブーストが(コロコロ)…こっちも残った。追加ダメージも入れて、全部で3点。そちらの攻撃。
円成寺&麻倉&園崎 : 頑張れ!超頑張れ!
GM : <1・1・4>…2つ止めた。後は精霊でブロック。ノーダメージ。

 4ラウンド目、GMは『緊急召喚』に失敗。昴は《森》の精霊の『緊急召喚』に成功。流れがプレイヤー側に傾きます。先攻、書籍卿の攻撃はブースト&追加ダメージ分を含めて3点。昴と立会人全員に1点ずつダメージ。昴の残り【魔力】は残り1。後攻、昴の攻撃は1点のみ通ります。GMは騎士を残して自身の魔力にダメージを受けます。

 5ラウンド目、GMは再度『緊急召喚』を試みるも失敗。昴は《微笑み》の精霊を喚びました。
GM : 攻撃サイコロは<3・3・3>!
一同 : !
麻倉 : 素通し?ごめん、『幻影』でも届かないっ。
黒砂 : 魔力開放!紅葉が一面に広がる湖畔が現出します。そこで瞑想すると魔力が上がってきます。魔力の再決定は(コロコロ)………………。

 振ったサイコロの目は…1!

麻倉 : ちょっと待って!今【根源力】2しか無いんだよね?【魔力】3?
園崎 : オチない?即オチない??
GM : えーっと、ダメージは4点は確実。
円成寺 : 願い事を決める?
黒砂 : ……………!!いや、精霊がいる!
GM : あ、じゃあ、精霊で2点止めて、残り【魔力】は2ね。ブーストします。…残念、通らない。
黒砂 : 良かった、精霊がいて良かった!!
GM : 防御は<2・2・2>。あ、全通し?流石に倒れました。

一同 : やったー!!

黒砂 : 最終戦闘…どうしよう……。

 心からの不安の声でした。

GM : 秋山を倒したので、アンチマジックフィールド(?)は消えました。と共に、心は姿を消します。「まだ、終わりではありませんよ」
黒砂 : !!これ以上はもう…。
麻倉 : 変調を治すこともできないし…。
黒砂 : まだ魔法に慣れていないから!
園崎 : ねーちゃん、しっかりして―。
円成寺 : もう最終戦だったような気がする。


○○○ミドルフェイズ 3サイクル目(3)/麻倉 吉根○○○
 <断章>3つを誰が持つかでしばし相談するPCたち。結局、塔矢が持つことに。

黒砂 : まだ、どうにか立っています。
園崎 : 「ねーちゃん、無理しないでー。魔法使いでも死んじゃうよ」
GM : 魔法使いにとって「死」は愚者の「死」とは全く異なるものですよ。…ぶっちゃけ、魔法戦の敗北で被害を受けるのはアンカーですしね。
黒砂 : ひなのさんに迷惑をかける訳には……。

 月森ひなのは昴と塔矢、二人のアンカーなので運命変転が起こりやすい=死にやすいと言う訳です。気をつけましょう!

園崎 : 残りは僕と吉根さん?
麻倉 : うーん……調査します。シーン表を…(コロコロ)3。
GM : 「夢の中。遠く過ぎ去った日々が、あなたの前に現れる」
麻倉 : 夢を見ている要おじいさんのそばに現れます。
GM : では要はひなのの看病に疲れて、彼女のベッドに突っ伏して眠っています。
麻倉 : 《海》で判定します。昔、海のそばに住んだことがあるってことで、その夢を覗きます。
GM : うーん、じゃあ、要は戦時中、海のそばの町に疎開していました。ざざーん、ざざーん、と耳の奥には潮騒が聞こえます。
麻倉 : 海に彼の思い出が映ります。(コロコロ)成功。

月森 要の秘密
 もともと、この”ノスタルジア”は彼が幼い頃に過ごした実家だった。古くなって取り壊されそうになっていたのを引き取り、息子である月森 晃と改装したのがカフェの始まりである。だが、最近、カフェの内部に違和感を感じている。ハンドアウト「カフェ”ノスタルジア”」が発生する。

GM : ”ノスタルジア”のハンドアウトは発生済みですね。こちらかでも調べる事が出来ました。
円成寺 : なるほど。
GM : 要の中では現在の記憶と、疎開していた頃の記憶がごっちゃになってきていることが分かります。更に、断章<思ひ出>の影響を受けて、ところどころが虫食い状態になりつつありました。今のところ、本人はあまり気にしてはいないようですが。
黒砂 : ひなのさんの様子を見ます。
麻倉 : シーン終了前に、魔素で【魔力】回復します。
園崎 : ひなのさんの様子を見ている昴ねーちゃんの様子を見ながら、僕も魔素で回復ー。
円成寺 : 僕も。
黒砂 : あ、私も回復しておきます。最大値まで。
GM : 3ですね。
麻倉 : しかし、1回くらい魔法災厄が起きないものですかね。
GM : 誰か7出さないかなー(塔矢を見て)。
園崎 : やめて、招くから!!

 この卓、同じメンバーでキャンペーンを含め何度かマギカロギアをプレイしていますが、何故かシーン表で7を出す人が少ない。異様に少ない。災厄をアンカーに被害が行ったのはなんと2回のみ!(ちなみに両方昴の中の人がやりました。)

麻倉 : ひなのさんを起こさないようにそーっと退出してシーン終了。


○○○ミドルフェイズ 3サイクル目(4)/園崎 塔矢○○○
GM : 最後のシーンです。
園崎 : 必要な魔素は残してあるし、あとは秘密を開けていないNPCの調査…くらいしかすることないな。
GM : (シーン表を握りしめて)では、シーン表をとうぞ。
園崎 : 7を振れって言うGMの怨念を感じるよ?!
GM : なーな、なーな、なーな!
園崎 : ホントにやめて!シーン表は(コロコロ)…ホントに7振っちゃった……。
GM : わー(パチパチ)!君が所持している禁書<遠き日の 清かなる 思ひ出>の力が異常に強まり、周りを歩いていた人が突然倒れます。息はしているようですが、全く動きません。

園崎 : 「まずい!」自分の魔力で強引に収めようとします。
GM : (コロコロ)《怒り》で判定してください。
園崎 : 断章が荒れ狂っている!「大人しくしろ!!」(コロコロ)4…えーっ。
麻倉 : これ、どうしようもない。
園崎 : ちょっと待ってちょっと待って、えー!!

 判定は失敗。運命反転が起こります。
 結果は初期アンカー山辺彰人に「借金」。…子供に?

黒砂 : (いじめっ子に扮して)お前金持ってこいよー。
園崎 : 「やめろー」って止めに入った時にはもう遅かった。本人にはお金にまつわるとても深いトラウマが……。うわーん。気づかなくてごめんよー!!
麻倉 : これって治るの?
GM : 基本的に治りません。2回起こると死にます。
園崎 : こっちまで心に傷を負いそうだよ。
麻倉 : ……これがマギカロギア。
園崎 : やめてー。鬱展開自動生成システムー!!
GM : パタパタ倒れた通行人ABCDは六氷が回収していきました。「今晩には編纂の儀式が行われます。一刻も早く事態の解決を願います」と釘を刺して行きます。
園崎 : 半泣きです。
GM : 続きまして、調査判定です。こんなに盛り上がったけど、まだ本題に入っていません。
園崎 : 涙を拭って、カフェのお隣の早苗さん宅を覗くよ。
GM : 吉澤は今日も引きこもっています。
園崎 : 仕事中?
GM : 薄暗い中で蹲って震えています。仕事をしていただろう跡は見えますが、今は小さくなってぶるぶるしています。
園崎 : 《不安》の特技で判定するね。何がそんなに不安なの?(コロコロ)成功。

吉澤 早苗の秘密
 彼女は、以前魔法災厄に巻き込まれたことがある。愚者たる彼女には詳細な記憶はおろか、あらゆる認識が消去しているが、強い恐怖だけが心に残っている。そのため、常に怯えたような態度をとっている。この秘密を公開したPCは、彼女に対する運命を1点上昇する。

園崎 : おお。
GM : 今まさに、魔法災厄がすぐそばで起こっているので、怖くて怖くて仕方ありません。
黒砂 : タイムリー(笑)。
園崎 : えっと、(コロコロ)属性は…「尊敬」?えっと、不安と戦って乗り越えようとする人間の強さに尊敬を覚えました。文章に書き起こして乗り越えようとするとか。
GM : 実は彼女はホラー作家という裏事情が。
黒砂 : インセインに繋がるんですね!

 繋がりません。
一同 : (笑)

園崎 : 「悪い夢は僕が食べてあげるから、頑張って」と彼女の心に届けよう。
GM : では、彼女は依然として震えながらも机に戻り、齧りつくようにして再び文章を書き始めました。きっと、そこにはかぼちゃオバケが登場していることでしょう。
園崎 : 「イイハナシダッタナー」…あれ?

GM : これでミドルフェイズは終了です。ちょっと休憩して、クライマックスフェイズに入りますね。
一同 : はーい!



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