□貴方をちょうだい? クライマックス□


○○○クライマックスフェイズ○○○

 能面めいた表情の六氷が右手を上げた。
「……――始めます」
 羽音に似た音が広がる。鮮やかな光を発する線が地を駆け、緻密な紋様を描く。集まった見えざる力が円を成し、渦巻き、収縮を始めた。
 閉じ行く空間は、しかし内側からの力に押し返される。
 気が付くと、カフェは消失していた。否、カフェだけではない。全ての景色は広々とした草原と置き換わっていた。暖かな日差しに暖められた草が風に揺れている。
 そうして、古びた革張りの本を手に彼女は立っていた。赤く紅のひかれた唇をいびつに歪めた笑みを浮かべて。


GM : カフェ”ノスタルジア”を中心とし、六氷が編纂の儀をとり行います。集められた<禁書>は最後の力を持ってそれに抵抗しようとし、更に招かれざる客が乱入してきました。
円成寺 : やはり!
園崎 : 来た!
GM : 書籍卿『剥製製作家』ですね。「その<禁書>はわたくしのもの。返してもらいますよ」
黒砂 : 負けない!
GM : クライマックスフェイズが始まる前に、状況の説明をします。
一同 : 了解。
GM : まず、『剥製製作家』は前回倒されてから2シーン経過しているので、【魔力】が2点回復しています。彼女は断章<遠きの日の><清かなる><思ひ出>を3つとも所持している塔矢に襲いかかります。
園崎 : 僕?!「よし、来いっ!」
GM : このクライマックスフェイズは<禁書>側と書籍卿側の2つの領域に分かれて魔法戦が行われます。塔矢以外のPCはどちらの領域に入ってもOKですが、2つの領域に一人以上のPCがいることが必要です。
黒砂 : うぅ…最悪だ…っ。(頭を抱えている。)

 昴の残り【魔力】は3点ですので、長期戦になると必然的にオチる可能性が高いのです。

GM :互いに、別の領域への干渉は不可。どちらかの魔法戦が先に終わったら、残った人物はもう片方の領域が1周し終わったタイミングで移動することができます。元型の持ち越しはできませんが、再度同じ元型を呼ぶことは可能です。

 しばしどう組み分けするか話し合うPCたち。論点は昴の安全をいかに確保できるか、です。残り【魔力】3点では、1回矢面に立つだけで終了するかもしれないレベル。
 結局、魔素をしっかり溜めた塔矢が残り【魔力】の少ない『剥製製作家』を1撃で倒し、昴にダメージを与えない&<禁書>戦のメンバーが1周の中に出来るだけ<禁書>を削るという方向でまとまりました。

GM : 確認です。対『剥製製作家』が昴と塔矢、対<禁書>が弥人と吉根ですね?
一同 : (うなずく)

黒砂 : 『剥製製作家』とは浅からぬ因縁があります。「彼女との決着は私がつける!」
園崎 : その心は?
黒砂 : 死にたくない!
一同 : (笑)
園崎 : 「その身体じゃ無理だよ!」と前に出るよ。
黒砂 : 「私が!」
園崎 : ぶっちゃけ?
黒砂 : 先にやってください。
円成寺 : 支えあう二人……(笑)?

 正確には死ぬ可能性があるのはアンカーですが……。
 ところで、誰も気づいていませんが、『剥製製作家』に「支配」という魔法があるのですけどねぇ。ちなみに、最初の対書籍卿戦で使用できないタイミングで使ってしまった→すぐ気づいて撤回という流れがあったのでPCたちも知っている筈なのですが。魔王を支配できたら彼らの予定は儚く崩れるのだ!とこっそりほくそ笑むGM(と言うフラグ)。


禁書<遠き日の 清かなる 思ひ出>
【攻撃】4 【防御】4 【魔力】21 特技:《夢》《静寂》《想い》 
魔法:『騎士召喚《静寂》』『魔弾』『速読』
VS 円成寺弥人・麻倉吉根


書籍卿『剥製製作家)』
【攻撃】3 【防御】3 【魔力】2 得意分野:《夢》 特技:《静寂》《波》《追憶》《狂気》《裏切り》 
魂の特技:《磔にされた人形》
魔法:『緊急召喚』『騎士召喚《追憶》』『逆転』『狂乱』『支配』
VS 黒砂昴・園崎塔矢


GM : 先攻はそちら。
一同 : 行きます!

1ラウンド目(VS.『剥製製作家』)
園崎 : 「『愚かなる橙の使徒』が今度こそお前を滅ぼす!」
黒砂 : 「『秋色の風』が貴女を止めます!」
GM : 心は傷だらけながらも艶然と微笑み、答えます。「受けて立ちますわ」
園崎 : 「お前の相手は僕だ!」まずは『妖花』魔素チャージ、召喚ステップで『魔王召喚』!(コロコロ)《バカ》の魔王を召喚!かぼちゃヘッドの魔王がケタケタ笑い声を上げて出て来るよ!
GM : それを『支配』!!
一同 : あー!!忘れてた!
GM : うふふふ。小賢しい予定など打ち砕いてみせましょう。(コロコロ)成功!
園崎 : 魔王は《バカ》の特技だから…抵抗の目標値は10!不可能ではない!!
黒砂 : 「『支援』します!」
園崎 : 「ありがとう!」目標値9!!(コロコロ)よっしゃ成功!!「お前にはやらんっ」
GM : (ガクリ)

 …くっ!意外と抵抗値が低かった……。ほくそ笑んでたとか普通に恥ずかしい!!と内心でゴロゴロしてます。

GM : (平静を装って)ではそちらの攻撃ステップです。
園崎 : 攻撃は<3・3・3>!
GM : 防御は<6・4・4>…全通しでオチました。
園崎 : よしっ!《力》の領域を使って強制的に叩きのめすっ!!
黒砂 : おおっ。…なんとか終わりましたね。

 思いの外あっさり終わってしまった……。魔力、全快しておくべきだったでしょうか。(オニ)


1ラウンド目(VS.禁書<遠き日の 清かなる 思ひ出>)
GM : もう一つ領域の方ですね。気を抜くとふっと眠りに誘われてしまいそうな穏やかな景色の中に君たちはいます。眠ってしまえば、二度と目覚めることはないだろう、深く深く真っ白な眠りの中に。
麻倉 : ぐー。
GM : 寝るな!

 …はっ。思わずGMがツッコんでしまった!!

円成寺 : え、この空気の中で名乗り上げるの?罰ゲーム?
麻倉 : どうぞどうぞ。お気になさらず。
円成寺 : えぇぇ…。

 シリアスです、ここはシリアス空間ですよ!

円成寺 : えっと、(咳払いとかしてみて)「『デス・プランナー』が死の瞬間を迎えるお手伝いをさせて頂きますよ」
麻倉 : 「私は『深海棲姫』…深い闇の中へ落ちなさい?」
GM : 先に行動するのは?
円成寺 : 僕です。魔素をチャージして、『魔王召喚』します。《光》の魔王、来い!(コロコロ)ぴったり5!あっぶな!
GM : こちらは『騎士召喚』…(コロコロ)《静寂》の騎士を喚びました。
円成寺 : まずは、『入滅』をします!「死よ、訪れよ…!」(コロコロ)これもぴったり5…危ないー。
GM : 《死》ですね?
円成寺 : 『書刑』付きなんで抵抗−2です。
GM : あってもなくても目標値6ゾロ以上ですよっ。(コロコロ)はい、失敗で3点ダメージ。
麻倉 : さすが円成寺さん。
黒砂 : 格好良い!
円成寺 : やめてください(割りと真剣)。
GM : 防御は<2・3・4・5>ってコレまた全部通し?
円成寺 : 魔王で追加ダメージ2点です。
GM : はい、全部で5点きました。
園崎 : 魔王、容赦ないよね。
黒砂 : ブーストは?
円成寺 : 防御用にとっておきます。

GM : こちらの攻撃。まずは『魔弾』…(コロコロ)って、失敗しちゃった。

 ここに来てGMの出目、今ひとつ振るわず。って言うか、これ、意味はないけど1ゾロでした。

GM : 攻撃は<1・1・1・1>、ブースト分(コロコロ)4でこれも通る。追加ダメージ入れて、全部で6点。
麻倉 : ブーストは4?じゃあ『幻影』使います。って、さっき魔素使って回復しちゃったんだった!魔素がなくて使えないー!!
一同 : (笑)
円成寺 : こっちもブースト(コロコロ)ダメでした。魔王で1点だけ削ります。
GM : 弥人は5点、立会人も1点ダメージを受けておいてください。


2ラウンド目(VS.禁書<遠き日の 清かなる 思ひ出>)
GM : 続いて吉根の手番です。
園崎 : 僕らは?
GM : まだ1周してないから、ダメ。
麻倉 : 私、初めての戦闘なんですよね。
GM : そう言えば!立会しかしてませんね。
麻倉 : 魔素を『騎士召喚』にチャージして、召喚します。《天空》の騎士、カンサイキが(コロコロ)飛んできました。
園崎 : ブーン!そして機銃掃射が!

 カンサイキって何だろう…。セッション中は?を飛ばしていました。(あとで調べて)ああ、艦載機ね…。

GM : こちらは何も召喚しませんので、そちらの攻撃です。
麻倉 : 『火球』を使います。(コロコロ)成功!別の艦載機が飛来して「ヲ」と一言。<禁書>と《静寂》の騎士を目標にします。
GM : 《炎》で抵抗ですね。<禁書>は(コロコロ)ギリギリ失敗。騎士は…《静寂》、遠いなー。12以上、出ろ!(コロコロ)…ダメ。騎士は消滅しました。
麻倉 : よしっ。次は攻撃!攻撃サイコロ3つだから…。
GM : こちらの防御は4つです。<1・2・3・4>…あー、3点通りかぁ。
麻倉 : 騎士の追加ダメージで+1。ブーストも使います!…とは言え、防御サイコロの残りは?
GM : 1と2と3と4が残ってます。
麻倉 : う、結構キツイ。でも行こう。(コロコロ)…よし、行った!
GM : 5点ももらっちゃった。でも次はこちらの攻撃!<1・1・1・1>
麻倉 : …全部通りました。騎士で1点止めます。
GM : 4点ダメージ。それから『魔弾』(コロコロ)成功!
麻倉 : 残り【魔力】2点。


3ラウンド目(VS.禁書<遠き日の 清かなる 思ひ出>)
GM : ここで2周目に入ります。昴と塔矢も参加して、手順を決めなおしてください。
園崎 : 来たよー。「『愚かなる橙の使徒』が禁書<遠き日の 清かなる 思ひ出>に挑むっ!」一番余裕あるから、行って良い?

 ここで順番についてちょっぴり話し合い。塔矢以外が既にあまり余裕なし。(【魔力】の最大値が3の昴・残り【魔力】が2の弥人・同じく残り【魔力】2だが魔力開放を残している吉根)
 魂の特技から『回想』を使って調律ができる弥人が先に挑むか、余裕がある塔矢が先行するか…禁書の残り【魔力】は8。二人の攻撃を上手く捌ければ一人二人落とせるはず!頑張れGM(のサイコロ)!

円成寺 : よし、僕は『入滅』で力押しします。魂の特技からの『回想』は使わないので、先に行ってください。
園崎 : 良いんだね?じゃ、行くよ!召喚ステップは<断章>から奪い取った《想い》の魔王を喚びます。魂の特技を使って目標値6!(コロコロ)ジャスト!「従え、《想い》!」自分の魔力で強引に喚んだので、ハロウィンの楽しい思い出が具現します。
黒砂 : お菓子いっぱい。
園崎 : 「騒げ!パーティーだ!」と静かで穏やかな風景を書き換えていきます。
GM : こちらの召喚ステップはすることありません。
園崎 : 『妖花』を使って(コロコロ)成功!
GM : う、抵抗失敗。1点ダメージ。攻撃どうぞ。
園崎 : よし!
GM : 防御は<1・2・5・6>。
園崎 : <6・6・6>2点通し。魔王の追加ダメージで+2。ブーストも(コロコロ)通った!計5点。
GM : 痛いなぁ。こちらは『魔弾』(コロコロ)通った。本体を狙ったよ。
園崎 : 1点もらいます。
GM : 攻撃は<2・2・2・2>!…4点通し!
園崎 : イタタタ、残り2点。
円成寺 : 僕も痛いー。あと1点(汗)。
黒砂 : もう、ここで倒すしかないね。


4ラウンド目(VS.禁書<遠き日の 清かなる 思ひ出>)
円成寺 : 死ぬ気で行きます。これで落とせなかったらあとは頼みます……。
園崎 : 頑張れ、書警!
GM : 召喚ステップ。
円成寺 : 《涙》の騎士を喚びます。(コロコロ)失敗………。
園崎 : 本番はこっから!
円成寺 : 『入滅』使います。
黒砂 : 『支援』!
円成寺 : ありがとう。(コロコロ)成功。
麻倉 : あとは抵抗されなければ……。
GM : 大丈夫、12で抵抗だよっ。……(コロコロ)

 出目は……まさかの1ゾロ。……同じ1/36の確率なら6ゾロが欲しかった……。

GM : は、私人間だからひっくり返せるんじゃ?運命変転!
園崎 : ゲーム違う!
黒砂 : まず<禁書>は人間じゃない!

 はい、ソードワールド2.0のルールでした。

GM : 仕方ない……。『入滅』の魔法を抵抗出来なかった<禁書>はパラパラとページを閉じて足元に力なく落ちました。
一同 : やったー(パチパチ)!!
黒砂 : さすが書警様!

GM : 後ろで戦いを見ていた六氷が声をかけてきます。「お疲れ様でした。<禁書>と書籍卿の処遇はお任せください」そう言って回収した禁書とぐたっとしている『剥製製作家』を小脇に抱えてすたすたと去っていきます。
円成寺 : スーパークール……。
園崎 : 「もう悪さしないようにしっかり捕まえといてねー」

GM : これにて事件は終了でございます!お疲れ様でしたー。
黒砂 : なんとか生き延びました……っ。
円成寺 : 僕も……。


○○○エンディングフェイズ/麻倉吉根○○○
GM : ここからはエンディングフェイズです。
麻倉 : まずは私から行きましょう。事件も終わったことですし、要おじいさんの様子を見に来ましょう。
GM : 要は起き上がれるようになったひなのを手伝ってカフェの開店準備をしています。
麻倉 : 「おや、取り込み中でしたか」
GM : 君が顔を見せると、喜んで出迎えてくれます。「やぁ、吉根ちゃん。遊びにきてくたのかい?ひなのが少し元気になったからね、明日からカフェを再開するんだよ」
麻倉 : 「ではしばらくお話を伺いに来るのは控えたほうがよろしいですか?」
GM : 「いや、明日からはアルバイトの子たちも来てくれるから大丈夫だよ。もし時間があるなら、今日はカフェの方でお茶を飲んでいかないかい?」
麻倉 : 「頂きます………ふぅ」
GM : 「疲れているようだね?」
麻倉 : 「いえいえ、こういう時間が過ごせるのは嬉しいことです。こんな風に人と触れ合うのも、良いものです。そう思えるようになったというのが驚きですが」
GM : 「……?」
麻倉 : 「要おじいさん、人は忙しすぎると静寂を求めるものですか?静けさの中で眠りにつきたいと思いますか?」
GM : 「そうだね、時にはそういったこともあるだろうね」
麻倉 : 「では、またこういったことが起きるかもしれませんね」
GM : 「こういったこと?」
麻倉 : 「……静寂の中で深い眠りにつくということですよ。深海に沈んでいくように」そうして、すっと瞳を閉じます。
GM : では、要はそんな君を静かに、しかし不思議そうに見守っています。…って、なぜそんな不穏なエンディングを…(笑)。


○○○エンディングフェイズ/園崎塔矢○○○
園崎 : 僕、書籍卿の家、”古風堂”を見てこようかな。
GM : 見てくれる?あのね、収集物がね、いっぱいあるんだけどね(むやみに嬉しそう)!
園崎 : 書籍卿の収集物!一体何が!?
GM : 縫いとめられた様々な記憶とか感情なんですけどね!主な収集対象は<禁書>を使って集め、焼き付けられた膨大な写真のようなもの、脳みそや表情付きの顔の表皮、脈打ってる心臓やその他諸々です!不思議な順序をもって並べられています。書籍卿にとっては何かしらの規則性があったのでしょう。
園崎 : エグイな!元<禁書>として何となく分かるので、<大法典>のスタッフとか呼んで回収してもらいます。
GM : ではさっくり回収されていきます。
園崎 : <禁書>時代はこういうのも喜んで見てたけど、今となってはなんだかなーです。思い浮かべるのは自分と運命を結んだアンカーたち。「これなら生きて笑っていてくれるほうが良いな。」と呟きます。
黒砂 : 「全くです」
円成寺 : 「本当に」
園崎 : 「うわっ、来てたのか」
GM : ちなみに発見されたものの中には、真田から秋山宛へのラブレターとかも。大変しょっぱい感じで見つかります。
園崎 : 「面白いもの見つけた!晒してみよう!」
GM : 真田は拘束されて記憶のクリーニングを受けています。
黒砂 : マジしょっぱい。
GM : この家の中身は、<禁書>であった君のあり得たかもしれない未来の姿。
黒砂 : 「大丈夫ですよ、今は私達がいるのですから」
園崎 : 「わー、何かクサイこと言ってるー!」
円成寺 : 「下っ端の面倒みるのが上司の勤めですしね」
園崎 : 「む、こんな首輪で縛られたりしてるしね、頑張って働くよー。まずはここの片付けかな!」


○○○エンディングフェイズ/円成寺弥人○○○
円成寺 : 僕はやることがあるから”ノスタルジア"に行こう。
黒砂 : (日向に扮して)「いらっしゃいませー」
円成寺 : 「いつものお願いします」
GM : 今日も日向は元気にバイトをしています。「はーい。ひなのさん、お願いしますー」
円成寺 : 「日向君、真田くんは今日は来てないのか?」
GM : 「真田っすか、体調崩したとかで実家に戻ってるらしいっすよ」ちなみに只今絶賛クリーニング中です。
円成寺 : 「それは大変ですね。日向君は、調子どうだい?」
GM : 「俺?元気ですよ?でも真田がいないと調子が出ないっすね」
円成寺 : 「からかってくれる子がいないと寂しいもんね?」
GM : 「っ??」
円成寺 : 「分かってるよ。ひなのさん、だろ?デートにでも誘ったらどうだい?」
GM : 「なな、何言ってるんすか!?」
円成寺 : 「何なら手本見せてあげようか?」とひなのさんに向かって歩いていきます。
GM : 「勘弁してください、イヤ本当に!!」
黒砂 : 「弥人さん、何やってるんですか?」(突然出て来た。かなり真剣な声色)
円成寺 : 「冗談だよ」
GM : 「わ!黒砂さんか……お疲れー」
黒砂 : 「大和さん、大変でしたね。ちょっと元気なかったですよね。」…と言いつつ、突然大和さん呼び。
園崎 : フラグ立った!?
GM : 「季節の変わり目だったからかな。それより、ひなのさのが大変だっただろ。倒れちゃってさ……」
黒砂 : 「何度もお見舞いに来たんですが……大和さんは来てなかったですよね?(ニコ)」
GM : 「いや、俺は邪魔しちゃ悪いかと思って……(ゴニョゴニョ)」
黒砂 : 「(ニヤニヤ)ひなのさーーん」
GM : 呼ばれて、ひなのが近寄ってきます。「なぁに、昴ちゃん」
黒砂 : 「今日からまたよろしくお願いします!」
GM : 「こちらこそ、よろしくね。あ、おじいちゃんから聞いたんだけど、昴ちゃん、何度か遊びに来てくれたんですって?ずっと寝ててごめんね」
黒砂 : 「いえ、全然!もう良いのですか?」
GM : 「すっかり。沢山寝たからかな?昴ちゃんも身体には気をつけてね」
黒砂 : 「私は鍛えてますから、大丈夫です」
麻倉 : 多分、この会話中、大和君はあたふたしてるだろうね。
円成寺 : いつもの空気が戻ったようなので、僕はこれでお暇しよう。
黒砂 : 「弥人さん、帰るんですか?」
GM : ひなのが送り出してくれます。「またお越しくださいませ」
円成寺 : 頷きつつ…ちなみに写真立てってどうなってる?
GM : ぱたん、ってなってますが、立てる?
円成寺 : うん。
GM : 表面にはかつての家族の写真が戻っています。
円成寺 : それを見て微笑みつつ、《花》の魔法で花を出してそこにそっと置いて去ります。


○○○エンディングフェイズ/黒砂昴○○○
黒砂 : 「日向が戻ってきたら、いつもどおりって感じ」(嬉しそう)
園崎 : 呼び名戻ったー!
GM : 日向はきょとん、として「どういう意味だよ」と言っています。
黒砂 : 「あんたがいないと寂しいじゃん」
GM : 妙に男前な反応!
円成寺 : 王子か!?
GM : 「黒砂さんはもうちょっと女の子らしくしたほうが良いよ」
黒砂 : 「私のどこが女らしくないって?」
GM : 「今まさに、俺をゲシゲシ蹴るところかな」
黒砂 : 「だって全然効いてないじゃん」
GM : 「俺だって一応、男だし……」
黒砂 : 「だったら黙って受けなさい。(ゲシゲシ)」
園崎 : このフラグ、どこに向かっていくの?!
GM : 「えぇぇ。…でも、その方が黒砂さんらしいかな」
黒砂 : 「ふぅん。私らしさを語ってくれちゃうんだ。へぇー、偉くなったものね日向?(ゲシゲシ)」
円成寺 : 複雑な三角関係になりつつある……。
園崎 : 店内で繰り広げられる恋模様。
GM : そこでひなのが「あ、ちょっとごめん、手伝ってー」と声をかけます。
黒砂 : 「私が行きます!」
GM : 「俺が!黒砂さんこっち片付けてろよ」
黒砂 : 「ちょっとどいてよ」
GM : 「いやいやいやいや」
園崎 : それを見たひなのさんがにこりと。「仲良いのね、二人共」


黒砂 : 「全然!」
GM : 「全然!」

一同 : (笑)

 期せずしてぴったりと重なる二人の声。戻ってきた空気の中に幾つもの笑い声が重なる。ようやく実感が湧く。「守った」のだと。けれど、これが終わりではない。
 なぜなら、災厄はいつでも人々の日常に寄り添っているのだから。


黒砂 : 「また、魔法災厄が起きるかもしれない」
園崎 : 「それを止めるのが僕達の仕事でしょ」



経験点合計:
円成寺弥人/8点(勝利・生存・信条・ロールプレイ・琴線・使命)

黒砂昴/9点(勝利・生存・信条・ロールプレイ・琴線×2・使命)

麻倉吉根/6点(生存・信条・ロールプレイ・使命)

園崎塔矢/7点(勝利・生存・ロールプレイ・琴線・使命)





○○○最後に一言○○○
GM : という訳で、シナリオ終了です!お疲れ様でした。
一同 : お疲れ様でしたー(パチパチ)。
GM : せっかくなので、一言どうぞー。

円成寺 弥人 こと Q子 : 楽しかったです。
黒砂 昴 こと ★黒猫★ : 変調表怖いね。本当に怖いね。
麻倉 吉根 こと SS : まぁ、真面目にアウトサイダーやるとこうなるのかな、と。遊びました、ありがとうございました。
園崎 塔矢 こと いづみ : 鬱展開自動生成システムをプレイヤー側として体感しました。あと『魅力』しそびれた!
GM こと 瀬川吹雪 : 調査判定の失敗を安易に成功にすべきではないなーと思いました。ファンブル表恐ろしい!……て言うか、昴さん、1ゾロ出しすぎでしょうっ!!


 GMからお詫び
 <断章>が3つともPCに回収されていたので、クライマックスフェイズのVS<禁書>戦の<禁書>は攻撃・防御ともランダムにならねばならないところ、うっかり普通にプロットしてしまいました…。
 直前に書籍卿をやって、そのままの流れで行ってしまい……。
 次回から気をつけます。すみません……。


←ミドル